産総研、従来のを上回る光電変換効率11.0%のタンデム型色素増感太陽電池を開発 | RBB TODAY

産総研、従来のを上回る光電変換効率11.0%のタンデム型色素増感太陽電池を開発

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タンデム型色素増感太陽電池
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 産業総合研究所は4日、太陽光に対する光電変換効率が11.0%のタンデム型色素増感太陽電池を開発した。

 タンデム型色素増感太陽電池は、2種の色素増感太陽電池を重ね合わせ、上部の電池で可視光領域の光を吸収し、下部の電池で近赤外光から赤外光を吸収するというもの。今回開発されたタンデム型色素増感太陽電池は、透明性が高く起電力が大きい酸化チタン電極を採用し、上部の電池に用いることで高効率化に成功している。また、下部の電池では多重積層構造の半導体膜を利用することで、光閉じこめ効果を最大限に発揮して電力を向上させているほか、電圧を向上させる漏れ電流抑制手法も開発された。

 今後は、今回確立されたタンデム型電池の光散乱と光吸収を制御する基礎技術をベースにして、高い効率を維持したまま形状や製造プロセスの簡略化とさらなる低コスト化を図り、実用化を目指すとしている。
《富永ジュン》

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