米Yahoo!、株主に対してJerry Yangが手紙を送付 | RBB TODAY

米Yahoo!、株主に対してJerry Yangが手紙を送付

ブロードバンド その他

 13日(現地時間)、米Yahoo!はCEOであるJerry Yangの署名で、自社の株主に対してマイクロソフトの買収提案に関する手紙を送付した。

 その手紙は「親愛なる株主様」で始まり、「なぜ、Yahoo!の経営陣がマイクロソフトの提案を熟考したうえで、評価が低く株主にとって最良の利益にならないと判断したかを説明したい。」と続く。そして、Yahoo!の資産として、ブランドとそれを評価してくれる人々、市場パートナー、強固な財務基盤、技術、そして投資戦略を挙げ、各「資産」のそれぞれについて数値や実績など具体的な根拠を示しながら説明している。例えば、「ブランド」については、世界に5億人(インターネット人口のほぼ半分)のYhaoo!ユーザーがおり、他のサイトにくらべて滞留時間も長いとしている。財務基盤については、2007年12月末現在で20億ドルを超えるキャッシュバランスと、2桁成長を見込んでいるキャッシュフローを挙げている。加えて、連結対象ではないものの実質的な資産としてヤフージャパンとアリババも持っていることも強調し、これらの評価が正当ではなないことを主張している。

 さらに、「我々は巨大なマーケットを持ち、そこに投資するという特異な存在だ。世界的なオンライン広告市場は、2007年に450億ドル、2010年には750億ドルになると予想されている。そして、この成長と革新の中で、マーケットシェアと株主への価値を生み出すため、時期を逃さないすばやい行動が必要だ。」と述べている。その上で、これまでのユーザー獲得と検索やオンライン広告関連企業の買収といった2つの主力戦略の成果を説明している。訪問ユーザーについては、2007年に2桁成長を成し遂げ、今後数年間は毎年15%増の目標を掲げた。オンライン広告市場では、2007年のシェア15%から数年後に20%を目指すとした。

 最後に、「今日、Yahoo!は、過去数か月に比べ、最も柔軟で機動力のある会社になっている。主力戦略を優先させるために組織の合理化や不採算ビジネスの縮小などを行っている。これらはユーザー、クライアント、メディア、開発者にとって有意義なものであり、株主の価値を高めるための施策であり、Yahoo!の経営陣は、すべての株主の最大限の利益のために尽くすことを理解してほしい。そのためには、すばやく行動する。」と締めくくっている。
《中尾真二》

関連ニュース

特集

page top