イーソル、カーナビ向けシステムLSI「NaviEngine」対応のプラットフォーム「eCROS」をリリース | RBB TODAY
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イーソル、カーナビ向けシステムLSI「NaviEngine」対応のプラットフォーム「eCROS」をリリース

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カーナビ向けシステムLSI「NaviEngine」
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 イーソルは2日に、NECエレクトロニクスが同日に発表したシステムLSI「NaviEngine」をサポートするソフトウェアプラットフォーム「eCROS」をリリースした。

 「NaviEngine」は、ARM11コアベースのMPCoreを搭載した高性能・低消費電力のカーナビ向けシステムLSI。「eCROS」は、対称型マルチプロセッシング(Symmetrical multi-processing:SMP)対応リアルタイムOSである「eT-Kernel Multi-Core Edition」、T-Kernelベースシステム開発スイート「eBinder」、各種ミドルウェアやプロフェッショナルサービスで構成される。

 「eT-Kernel Multi-Core Edition」は、独自のスケジューリング機能を搭載しており、4個のコアを持つNaviEngine上で、SMP型プログラムと非対称型マルチプロセッシング(Asymmetrical multi-processing:AMP)型のプログラムを、同時に複数個混在させることが可能となっている。これにより、高い平均スループットを実現できるSMPのメリットと、リアルタイム性の保証やソフトウェア資産の再利用性といったAMPのメリットの両方を、システムに取り入れることができる。さらにeT-Kernel Multi-Core Editionでは、システムの規模や用途によって選べる4つのプロファイルを持っており、メモリ保護機能やPOSIX APIを利用できるプロファイルも用意される。

 NaviEngine上のソフトウェアの開発環境としては、T-Kernelベースのシステム開発スイート「eBinder」が用意されており、ARM純正コンパイラである「ARM RealView」コンパイラに加え、コンフィギュレーション、デバッグ、システム解析といった一連の開発に必要となる開発ツールが含まれる。これにより、シングルコアプロセッサ向けのソフトウェア資産を利用しながら、マルチコアプロセッサであるNaviEngineを最大限に活用し、短期間・低コストで開発が可能とのこと。
《冨岡晶》
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