だいぶ2.0っぽくなってきた!——NTTドコモが新型スマートフォンを発表 | RBB TODAY

だいぶ2.0っぽくなってきた!——NTTドコモが新型スマートフォンを発表

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左より、NTTドコモ執行役員 プロダクト&サービス本部 プロダクト部長の永田清人氏、富士通 経営執行役 上席常務の伊藤公久氏、HTC 最高経営責任者のピーター・チョウ(周永明)氏
  • 左より、NTTドコモ執行役員 プロダクト&サービス本部 プロダクト部長の永田清人氏、富士通 経営執行役 上席常務の伊藤公久氏、HTC 最高経営責任者のピーター・チョウ(周永明)氏
  • 「ハイエンドのコンシューマユーザを取りに行く!」と、NTTドコモ執行役員 プロダクト&サービス本部 プロダクト部長の永田清人氏
  • F1100およびHT1100を実際に手にしながら、今後のスマートフォン市場における個人市場拡大を強調
  • 「富士通が新しい分野に挑戦する戦略的商品」と、富士通 経営執行役 上席常務の伊藤公久氏
  • 「ドコモと共同で発表できたのは大きな喜び」と、HTC 最高経営責任者のピーター・チョウ(周永明)氏
  • DoCoMo2.0世代のスマートフォンは、個人市場にも普及するか? NTTドコモと富士通とHTCの挑戦がスタート
  • 向かって左がF1100、右がHT1100。スマートフォントしてはかなり小型軽量化が図られている
  • 富士通製のF1100。無線LANを搭載し、企業の内線電話を携帯電話で取れるようにする「モバイルセントレックス」に対応する
 NTTドコモグループ9社(以下ドコモ)は30日に、Windows Mobile OSを搭載したFOMA端末「F1100」および「HT1100」を開発したと発表した。

 「F1100」が富士通製、「HT1100」が台湾HTC製で、スマートフォンの新ラインアップ「1100」シリーズとしての新製品となる。いずれの製品も、企業ユーザだけでなく個人ユーザも視野に入れたスマートフォン製品となっており、HSDPA(FOMAハイスピード)、Bluetooth、暗号化可能なmicroSDカードなどに対応。入力デバイスにはスライド式テンキーを採用するほか、セキュリティスキャンを標準装備する。いずれも2007年度第4四半期(2008年1〜3月)に発売の予定。

 富士通製「F1100」は、企業ユーザを重視した無線LAN搭載モデル(高さ112×幅51×厚さ16.9mm、重さ130g、色:ダークワイン)。ワンタッチキーを搭載し、携帯電話の使用感を損ねないスマートフォンとなっている。企業IP電話ソリューションの「PASSAGE DUPLE」「ビジネスmoperaIPセントレックス」などで、企業の内線電話を携帯電話で取れるようにするモバイルセントレックスに対応する予定。指紋認証、遠隔データ初期化などにも対応している。

 台湾HTC製「HT1100」は、3G対応版HTC Touchとなるビジネスマン向けスマートフォン(高さ107×幅55×厚さ16.5mm、重さ120g。色:スマートブラック、パールホワイト)。親指一本で操作できるタッチパネルのインターフェイス「TouchFLO」が特徴だ。3Dキューブのメニューなどを親指をスライドさせることで回転、スクロールできる。YouTube Mobileのストリーミング再生、音楽再生ソフトの搭載など、やや個人ユーザに比重を置いている。やや丸みを帯びたフォルムで、スマートフォンにありがちな重厚感はない。

 同日に都内で開催された記者発表会には、NTTドコモ執行役員 プロダクト&サービス本部 プロダクト部長の永田清人氏、富士通 経営執行役 上席常務の伊藤公久氏、HTC 最高経営責任者のピーター・チョウ(周永明)氏が登壇。新シリーズスマートフォンへの期待を述べた。

 NTTドコモの永田清人氏は「新しいチャレンジとして、ハイエンドのコンシューマユーザを取りに行く」とし、「PDAの市場はシュリンクしてきたが、昨今の状況は変化している。無線LANを搭載するなどしてPCとの親和性を高めたスマートフォンは、今後は回復していく。2007年から法人ユーザだけでなく個人ユーザ市場を睨んで1100シリーズを投入していく」と、今後の市場の伸びに期待を寄せた。富士通の伊藤公久氏も「富士通が新しい分野に挑戦する戦略的商品」とF1100を位置付け、モバイルセントレックスなどの企業ユーズでのスマートフォンの重要性を強調した。hTc Zに続くスマートフォン供給となる台湾HTCのピーター・チョウ(周永明)氏は「ドコモと共同で発表できたのは大きな喜び」と述べつつ、HT1100に搭載された「TouchFLO」の先進性を解説した。

 その後の質疑応答で、過去のスマートフォンを振り返り「日本ではiモードがあったため、スマートフォンがなかなか広がらなかったが、時代が変わり、PC・PDA・スマートフォンの領域がどんどん重なっている」「1100は、90xシリーズと違い、Windows Mobileを活用して、自由にカスタマイズできるラインアップとなっている」(永田氏)と述べ、新シリーズでいよいよドコモがスマートフォンに対して本腰を入れたということを、強く印象づけた。

 発売まで半年近い期間はあるが、iPhoneが話題を集めるなか、ドコモが放ったカウンターパンチがどこまでユーザに受け入れられるか注目したい。
《冨岡晶》

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