【ワイヤレスジャパン2007 Vol.12】近距離無線通信への各社の取り組み——ZigBee Alliance | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【ワイヤレスジャパン2007 Vol.12】近距離無線通信への各社の取り組み——ZigBee Alliance

エンタープライズ モバイルBIZ
ZigBee SIGジャパンのブース
  • ZigBee SIGジャパンのブース
  • ZigBee相互接続デモ:各社プラットフォームの無線通信パケットをキャプチャし、接続状態、データ通信経路をディスプレイ上で確認できる
  • ZigBee相互接続デモ:各社プラットフォームの無線通信パケットをキャプチャし、接続状態、データ通信経路をディスプレイ上で確認できる
  • ルネサステクノロジのZigBee評価キット
  • ZigBee健康機器(参考出品)
  • 日立の「メタボリック健康チェックサービス」デモ:来場者の計測した体重データをZigBeeで取得し、診断結果やおすすめのダイエットプランを教えてくれる
  • 沖電気の設備保全管理デモ:ファンに取り付けた加速センサーのデータをZigBeeで収集するもの(沖電気ブース内にて)。工場やプラントにおいて、これまで管理されていない多数の補機の保全管理を実現するソリューション
  • 沖電気の設備保全管理デモ:ファンに取り付けた加速センサーのデータをZigBeeで収集するもの(沖電気ブース内にて)。工場やプラントにおいて、これまで管理されていない多数の補機の保全管理を実現するソリューション
 7月18日〜20日に東京ビッグサイトにて開催の「ワイヤレスジャパン2007」。「ZigBee SIG ジャパン」ブースでは、ベンダー6社による相互接続デモや、会員各社のZigBeeソリューションが展示されている。

 「ZigBee」は、2004年に「ZigBee Alliance」が標準化した近距離無線通信方式。国内では2005年9月に「ZigBee SIGジャパン」(2007年7月1日現在の会員数22社)が設立され、普及啓蒙活動が展開されている。

 「ZigBee相互接続デモ」では、6社のプラットフォームの接続状態やデータ通信経路をディスプレイで一覧表示し、同一ネットワークで相互接続可能であることを紹介している。擬似的に障害を発生させるデモでは、メッシュネットワークの特徴である通信経路の変更により障害が回避され、通信が維持されていることが確認できる。

 ルネサステクノロジは、ZigBee仕様準拠の自社製プロトコルスタックとマイコンを組み合わせることで様々なZigBeeソリューションを提供、評価キットは電波法認証取得済みすぐに導入できる。

 日立は、センサーからの計測情報を自動収集して必要な情報を提供する「CollectloセンサネットワークASPサービス」を7月17日に発表しており、このシステムの活用例として、体組成計などの健康機器の計測値をZigBee経由で日々収集する試作システム「メタボリック健康チェックサービス」をデモ展示している。タニタと共同開発を進めているZigBee搭載の健康機器を使用し、健保向けのサービス実現に向けた実証実験を行っているという。

 沖電気は、「ZigBee SIGジャパン」ブースでの展示の他に、自社ブースにて、設備機器の保全管理システムを参考出品している。沖電気では2007年2月にセンサーネットワークの社内ベンチャーを設立しており、ZigBeeとセンサー付きRFID技術を統合した「WISELINK」(ワイズリンク)をインフラとしたソリューション提供を展開していく。
《柏木由美子》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top