ウイルス感染被害は2期連続で減少傾向〜欧州ではWeb攻撃が流行——トレンドマイクロ2007年度上半期ウイルスレポート | RBB TODAY

ウイルス感染被害は2期連続で減少傾向〜欧州ではWeb攻撃が流行——トレンドマイクロ2007年度上半期ウイルスレポート

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 トレンドマイクロは6日、2007年度上半期のコンピュータウイルス感染被害レポートとウイルスの状況のまとめを発表した。

 発表によると、2007年上半期の日本国内のウイルス感染被害件数は3万7,363件で、2006年上半期の4万2.741件、および2006年下半期の4万9,160件と比較して減少傾向にあり、日本におけるコンピュータウイルスの大きな流行はなかった。その一方、ターゲットを絞った攻撃の割合が高く、ウイルス別の被害件数からも被害が分散化しているのがわかる。

 現在もっとも特徴的な手法は、Web経由で不正プログラムを連続的にダウンロードする手法と攻撃対象を限定する手法で、イタリアやドイツなどヨーロッパを中心に特定地域に限定したWebからの攻撃が多く報告されている。日本においてもジャストシステムの「一太郎」が攻撃対象になるなど、危険度が増しているといえる。

 2007年上半期(2007年1月1日〜6月30日)のウイルス感染被害レポートは以下の通り。

1位 BKDR_AGENT バックドア  643件
2位 TROJ_VUNDO トロイの木馬型 279件
3位 JAVA_BYTEVER その他 229件
4位 TROJ_ZLOB トロイの木馬型 209件
5位 TROJ_DLOADER トロイの木馬型 184件
6位 WORM_SDBOT ワーム型 170件
7位 WORM_STRATION ワーム型 165件
8位 WORM_RBOT ワーム型 162件
9位 BKDR_HUPIGON バックドア 127件
10位 TROJ_VB トロイの木馬型 121件

 今年に入ってから正規サイトの改ざんによるWebからの攻撃が増えているほか、セキュリティパッチ公開前の脆弱性を攻撃するゼロデイアタックが日常化している。Microsoft Office、アニメーションカーソル処理の脆弱性、Yahoo! Messengerの脆弱性、ジャストシステム「一太郎」の脆弱性、日本製圧縮解凍ソフト「+Lhaca」の脆弱性を対象としたゼロデイアタックが確認されている。さらに、マスメール型ワームも大量の亜種の頒布、亜種による機能強化、侵入後の不正プログラムダウンロードなどシーケンシャル攻撃が見られる。

 また、2007年6月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポートもあわせて発表された。

1位 JAVA_BYTEVER その他 65件
2位 ADWARE_BHO_MYSEARCH アドウェア 57件
3位 BKDR_AGENT バックドア 56件
4位 BKDR_HUPIGON バックドア 48件
5位 TROJ_VUNDO トロイの木馬型 46件
6位 TROJ_CONHOOK トロイの木馬型 23件
7位 WORM_SDBOT ワーム型 22件
7位 JS_PSYME その他 22件
9位 TROJ_QHOST.BW トロイの木馬型 17件
10位 TROJ_VB トロイの木馬型 14件

 2007年6月のウイルス感染被害報告件数は4,799件で先月の5,145件に引き続き、3個月連続で減少している。その反面、ヨーロッパでは大規模なWeb経由の攻撃が流行していて、正規サイトを改ざんし、Internet Explorerのセキュリティホールを攻撃する不正サイトに誘導され、最終的に複数の不正プログラムやスパイウェアをインストールされてしまうという手口が確認されている。
《富永ジュン》

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