ジュニパー、アプリをプロファイリングするセキュリティソフトウェア | RBB TODAY
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ジュニパー、アプリをプロファイリングするセキュリティソフトウェア

エンタープライズ その他
プレゼンテーションを行ったマーケティング部 ソリューションマーケティング マネージャー 中村真氏
  • プレゼンテーションを行ったマーケティング部 ソリューションマーケティング マネージャー 中村真氏
  • Profilerアプリケーションの画面
 ジュニパーネットワークス株式会社は8日、同社の企業向けファイアウォール/VPN製品であるISGシリーズ、SSGシリーズ用OSの最新版、「Juniper Networks ScreenOS versin 6.0」と、同じく同社のIDP(統合型侵入検知防御)製品向けソフトウェアの最新版、「Intrusion Detection and Prevention IDP version 4.1」を発表、同日記者説明会が行われた。

 このソリューションの大きな特徴は、従来のセキュリティ関連製品が提供する主にネットワーク上のレイヤー3(ネットワーク層)、もしくはレイヤー4(トランスポート層)レベルだけではなく、より深いレイヤー7(アプリケーション層)レベルでの可視性を提供しつつも、パフォーマンスを落とすことなく柔軟な制御を可能にすることだと言う。

 今回アップデートされたScreen OS6.0をISG/SSGシリーズなどに新しく実装されたProfilerアプリケーションを使うと、ユーザー、ロケーション、デバイス、アプリケーションといったネットワーク内部トラフィックの情報を可視化し、詳細に確認することによってセキュリティ向上に役立てることができる。

 また、特定のアプリケーションの帯域を広げるといった、アプリケーション層のQoSを通じてのインテリジェントなネットワークデリバリーも実行可能だ。さらに、同梱されているアンチウィルスソフトAV Scanによって「Yahoo! Messenger」や「MSN Messenger」といったP2Pソフトを使ったメッセージやファイルのやりとりなどのスキャンも可能になった。

 アップデートされた「IDP 4.1」は、個別のアプリケーションに基づいたポリシー/ルールを作成し、きめ細かな対応をすることが可能になっている。従来全ポートをスキャンする必要があった、Winnyのようなポートがダイナミックに変わるアプリケーションに対しても特定ルールが用意されており、怪しいポートのみをスキャンすることによってパフォーマンスの向上を実現している。

 さらにジュニパーセキュリティーチームにより毎日更新される推奨ポリシーおよび推奨アクションを利用することで、管理者は容易に設定を行うことが可能になっている。

 なお、今回発表されたソフトウェア群は、同社のアップデート契約を結んでいるユーザーに無償提供される。
《田口和裕》
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