汚れた靴下が事態を悪化!? 世にも奇妙なデータ消失事件 | RBB TODAY
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汚れた靴下が事態を悪化!? 世にも奇妙なデータ消失事件

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 パソコンのデータをうっかり消してしまったことは、だれしも1度や2度はあるだろう。このテのトラブルは本人にとって深刻な事態だけに、ハタから見ると余計に笑えるケースが多い。

 データ復旧を行う企業であるワイ・イー・データのオントラック事業部は、技術提携している米国オントラック・データ・リカバリー(以下、オントラック社)が2006年に世界中のオフィスで行ったデータ復旧事例の中から、おかしなケース・ベスト10を発表した。その中からおもしろいものをいくつか拾ってみると……。

 まず第1位に入ったのは、食事時には決して思い出したくないケースだ。あるユーザが軽いデータ障害で復旧作業を依頼してきた。ところがこのユーザ、こともあろうに障害の起きたドライブを汚れた靴下で包んで送ってきたために、事態は混迷を極めた。

 古い靴下では、輸送用の緩衝材としては十分ではなかった様子で、復旧作業を難しくしてしまったのだ。このデータを修復したオントラック社は、「次回は『プチプチ』に包んで送ってくださいね!」と言ったとか言わないとか。

 続いて3位にチャートインしたのは、旅行のお話だ。あるユーザが夢のようなバルバドスからの休暇より帰ってみると……新しく買った「防水」のデジタルカメラで撮ったはずの水中写真が、まったく見えないことに気づいた。そんな失われかけた「思い出」も、オントラック社はオーダーどおり修復した。ただし、破局は復旧できないためご用心のほどを。

 このほか第6位に入ったのは、食べ物ネタである。外付けハードディスクの上にバナナを置きっぱなしにしたところ、なんとバナナの中身が腐ってハードディスク装置内の回路にまでしみこんでしまったというのだ。

 だがオントラック社はドライブをクリーニングし、基板を直して見事データを救い出した。残念ながらバナナは元にはもどらなかったが……。
《松岡美樹》
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