インテル、マルチコアCPU、Vista、Linuxに対応した開発ツール4本を発表 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

インテル、マルチコアCPU、Vista、Linuxに対応した開発ツール4本を発表

エンタープライズ その他
 インテルは、開発ツール「インテル スレッド・チェッカー 3.1」(Windows版、Linux版)、「インテル スレッド・プロファイラー 3.1」(Windows版)、「インテル VTuneパフォーマンス・アナライザー 9.0」(Windows版、Linux版)、および「インテル スレッディング・ビルディング・ブロック 1.1」(Windows版、Linux版、Mac OS版)を4月17日に発売する。

 新バージョンでは、マルチコアプロセッサとなるCore 2 Extreme QX6800とCore 2 Quad Q6600、およびMicrosoft Vista、Novell SUSE Linux Enterprise、Fedora Coreのサポートが強化されている。

 スレッド・チェッカーは、ソースコード中の並列処理特有の問題を検知して、安全かつ迅速なスレッド化を可能とするツール。特許取得済みの独自エラー・プロテクション・エンジンにより、64bitアプリケーションのスレッディング・エラーを容易に発見できる。

 スレッド・プロファイラーは、アプリケーション・スレッドの動きを可視化して、ボトルネックなどの並列処理の性能上の問題を特定できる。アプリケーションが効果的に活用するコアの数を測定できるほか、アプリケーションが稼働するハードウェア・プラットフォームで最適な並列処理が行われていないコードの割合を調査できる。新バージョンでは、選択可能なスタックウォークの実行により、分析と表示にかかる時間を大幅に短縮したことにくわえ、アクティビティー内のカスタム・コンフィグレーション設定を自動的に呼び出すことでリピート使用時に使い勝手を向上させている。

 VTuneパフォーマンス・アナライザーは、パイプラインのストール分析によりソフトウェア高速化支援ツール。システム全体に対する関数、モジュール、命令などの分析を行い、パフォーマンスのボトルネックとなるソフトウェア上の問題を特定できる。Linux向け新バージョンでは、ホットスポットのランタイム分析が可能となる。

 スレッディング・ビルディング・ブロックは、アプリケーションをスレッド化するC++テンプレート・ライブラリ。利用可能なコア数を自動認識して、それに応じて性能を拡張するアプリケーションの作成が容易となる。新バージョンでは、粒度を自動的に選択する演算機能が搭載された。

 価格は以下の通り。


スレッド・チェッカー 3.1 15万1,725円(Windows版)
7万5,915円(Linux版、現在のコマンドライン用途のみ)
スレッド・プロファイラー 3.1 4万5,570円(Windows版)
VTune パフォーマンス・アナライザー 9.0 10万9,725円(Windows版、Linux版)
スレッディング・ビルディング・ブロック 1.1 4万5,360円(Windows版、Linux版、Mac OS版)
《富永ジュン》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top