【Vista発売イベント Vol.14】AMDがクアッドコアCPUの実物を初披露! | RBB TODAY

【Vista発売イベント Vol.14】AMDがクアッドコアCPUの実物を初披露!

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岡本氏はVistaの注目の機能を紹介
  • 岡本氏はVistaの注目の機能を紹介
  • 土居氏がネイティブクアッドコアを披露
  • 天野氏
 ドスパラ秋葉原本店は29日の夕方より、はす向かいのカフェソラーレ・リナックスカフェ秋葉原店を貸し切り、Ultimate Cafeとして様々なトークイベントを開催した。Windows Vista発売関連のイベントとしてはもっとも早い時間からのスタートで、店名のUltimateはWindows Vistaの最上級グレードという意味だ。

 トークイベント最初の登板は、マイクロソフトの代理店であるユニダックス社の岡本氏。ユニダックス社は半導体、電子部品、情報機器、ソフトウェアなどを幅広く扱う商社で、ドスパラなどパーツショップにWindowsを供給している。Windows市場の隠れたエキスパートだ。

 岡本氏はWindows Vistaの新機能を実演。Windows Vistaはグラフィカルなデスクトップ画面の情報が先歩きしている印象があるが、強力なファイル検索機能やストレスのない操作を実現する賢いタスク管理機能がある。画面がきれいになるだけならVistaは不要、と思いこんでいる人々に、“これならVistaにしたい!”と納得させる内容だった。

 続いての登板は日本AMDの土居憲太郎氏。2日前にこの場所で同社のQuad FX プラットフォームを発表したばかり。講演内容の前半はそれとほぼ同じ内容だったが、後半は日本AMD社の今後のプロセッサロードマップについてなど、最新情報が提供された。そのひとつが“Better By Design それは選ばれる理由”というプログラム。

 これはIntelの統合型チップセット環境に対抗するもので、AMDのプロセッサ、ATi(AMD)またはNVIDIAのグラフィック環境に加え、Atheros社、Airgo社のワイヤレス技術を組み合わせてPCベンダーに提供される。PC市場の9割以上を占めるメーカー製PCに向け、究極のWindows Vista向けソリューションを提供していく。

 続いてATi社のVista用ドライバ対応状況が順調に整っていること、Vistaの機能ごとに対応するRadeonGPUのラインアップを説明した。さらに小型PCを実現するDTXテクノロジを紹介。DTXは4レイヤのマザーボードを使用することでATXシャーシやmini-ITXとの互換性を持つシステムで、今年3月までに仕様が確定する見込みだ。

 最後に土居氏はAMDのプロセッサのロードマップに言及した。実は2日前のイベントで土居氏は、この日、ネイティブクァッドコアに関して「イイモノを見せてあげたい」と来場者に約束していた。それは本邦初公開のAMD版クアッドコアプロセッサの実物だ。やや大きめだが、確かにひとつのダイに収まっていた。プロセッサはクロック、コア数で競争してきたが、AMDはコア数の競争の次に来るトレンドがアクセラレーションプロセッシング技術になると想定。4コアプロセッサのうち、2つをCPU、2つをGPUにするなどの目的別コア編成が行われるなどのアイデアを披露した。

 土居氏の講演のあと、ダンス&マジックユニット「フリマベーラ」のショーを挟んで、インテルの天野氏が登壇。インテルCore 2 DuoプロセッサがWindows Vistaが最適であることをアピールした。Core 2 Duoプロセッサは同社の従来製品よりも40%以上の性能向上と省電力高架を達成でき、ドルビー社のテクノロジーと連携してVistaの高品位マルチメディアを楽しめると強調した。

 続いて天野氏はプログラマーの視点に立ってWindows Vistaのメリットとデメリットを解説。Windows Vistaによって堅牢性が向上していること、WPFによりXMLベースで画面をデザインすると見栄えが良くなり、しかもプログラミングしやすくなることが挙げられた。その一方で、Vistaのデメリットとして、現在、使用しているハードやソフトとの互換性や、Vistaを快適に動作させるためにはハードウェアの買い換えが必要になることを指摘した。

 もっともこれらは自作PCユーザーにとっては承前のこと。天野氏の主張はこれらの事実をふまえて「今日ここに集まった人々は秋葉原とPCが好きと自覚している人だから、進んで導入し、Vistaを使い込んでマーケットに意見していこう」と伝えた。さらに、新OSの登場には必ずメリットとデメリットがある。そこにビジネスチャンスがあるから、「Vistaでプログラムを作ろう」というものだ。そしてvista-maniaというサイトを紹介し、積極的に情報を交換しよう、と結んだ。

 天野氏は最後にインテルプラットフォームでVistaを使う場合に知っておきたいこととして、VistaのAero環境にはWDDMドライバが必要となり、945G/G965チップセットから対応しているので、Webサイトからドライバをダウンロードしてほしいと説明。このほかにもVistaに対応するインテルマザーボード関連のドライバが整っていることをアピールした。

 天野氏の講演は秋葉原に集まる人々こそPCのマーケットリーダーだと認め、Vistaエリートとなることを呼びかける内容だった。スーツ姿とは結びつかない軽妙な語り口は何度も笑いを誘い、来場者の自尊心をくすぐる心憎いトークだった。
《杉山淳一》

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