米マイクロソフトと米ノベル、Windows−Linux間の相互運用性を強化する提携に合意 | RBB TODAY
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米マイクロソフトと米ノベル、Windows−Linux間の相互運用性を強化する提携に合意

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 米マイクロソフトと米ノベルは2日(現地時間)、両社の製品間の連携を強化するための新しいソリューション群の開発、市場展開およびサポートを目標としたビジネス・技術両面での提携に合意したと発表した。さらに両社の製品で使われている特許を相互的に利用できるようにすることについても同意がなされた。なお、これらの合意は最短で2012年までに有効となる予定だ。

 この合意により、今後マイクロソフトはWindowsとLinuxの両方を必要とするユーザーに対し、ノベルが開発するLinuxディストリビューション「SUSE Linux Enterprise」を正式に推奨することとなる。また、SUSE Linux Enterprise Serverのメンテナンスとサポートに利用できるクーポンを配布する。

 両社は、新しいソフトウェアソリューションの設計やテスト、技術開発やサポートを共同でおこなう研究施設を設置する予定だ。主に仮想化技術、物理サーバと仮想サーバの双方を管理するWebサービス、文書フォーマットの互換性の3分野を重点的に取り組むとした。WindowsとSUSE Linux Enterpriseの混在環境での管理やMicrosoft Active DirectoryとNovell eDirectoryの統合的運用、Microsoft Office systemとOpenOffice.orgの相互互換性を高める仕組みを提供するほか、Open XMLフォーマットおよびOpenDocumentのフォーマット変換ツールの開発を開始する。

 なお、今回の合意にかかわる財務的な条項は開示されていない。
《富永ジュン》
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