松任谷由実と脳科学者の茂木健一郎氏、アップルストア銀座で公開対談 | RBB TODAY
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松任谷由実と脳科学者の茂木健一郎氏、アップルストア銀座で公開対談

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脳科学者の茂木健一郎博士(左)、松任谷由実(右)
  • 脳科学者の茂木健一郎博士(左)、松任谷由実(右)
  •  人気歌手のユーミンこと松任谷由実と脳科学者の茂木健一郎博士の公開対談が8日、東京・銀座のアップル直営店「アップルストア」で行なわれた。対談では、松任谷由実のニューアルバム「A GIRL IN SUMMER」などを紹介。
 人気歌手のユーミンこと松任谷由実と脳科学者の茂木健一郎博士の公開対談が8日、東京・銀座のアップル直営店「アップルストア」で行なわれた。これは、フリーペーパー「dictionary」とポッドキャスト「media CLUBKING」で展開中の公開対談シリーズ「TALK dictionary」の第3回で、茂木博士がホストを務めている。今回のゲストは、シンガーソングライターの松任谷由実。

 この対談は、歌手と学者の異色ともいえる組み合わせだが、お互いに大ファンだという。茂木博士は、カラオケではユーミンの曲を必ず歌うとのこと。ユーミンの曲ならば何でも歌うし、学生と一緒にカラオケに行けばユーミン縛り(ユーミンの曲限定)にするほどの熱狂的なファンだ。ゆえに、今日の対談を楽しみにしてきたという。

 一方のユーミンは、茂木博士の著書「脳と仮想」(新潮社刊)を読んで感銘を受けたという。また、茂木博士が脳の活性化をもたらすモーツァルトの楽曲をセレクションしたアルバムCD「茂木健一郎のモーツァルト・モード」(東芝EMI)も聴いていると語った。

 対談は、松任谷由実のニューアルバム「A GIRL IN SUMMER」から、初期の作品まで幅広い内容となった。松任谷由実は、楽曲の解説や誕生秘話、プライベート、自慢話なども独特の軽快なトークで紹介した。

 今回のA GIRL IN SUMMER(全12曲)は、海をテーマにしたもので、過ぎ去っていくときの“儚さ”や“切なさ”を描いているのだという。A GIRL IN SUMMERの1曲目に収録されている「Blue Planet」は、サーフィンの曲。セカンドアルバム「MISSLIM」に収録した「生まれた街で」のように、疾走感というか浮遊感、さわやかな風が吹いてくる曲を作りたかったと説明している。特に、2番の歌詞「白い光のナイフでそびえるウォールを垂直に滑ろう」がユーミン自身のお気に入りで、今まで書いてきた歌詞の中でも最も好きなぐらいのフレーズだと強調した。

 11曲目の「時空のダンス」は、三菱自動車iのCMソングで、近未来がコンセプトとなっている。こちらもサーフィンソングなのだが、ユーミン自身はサーフィンができないとのこと。したがって、これは脳内サーファーのユーミンが日ごろ考えていることをそのまま歌った歌なのだという。

 なお、レコード会社の東芝EMIは、松任谷由実のニューアルバムCD「A GIRL IN SUMMER」(5月24日発売)のプロモーションとして、アップルのオンライン音楽販売サイト「iTunes Music Store」(iTMS)で同アルバム全12曲のうち6曲を収録した「A GIRL IN SUMMER iTMS edition」の先行販売を5月10日に開始する。

 A GIRL IN SUMMER iTMS editionには、ボーナスビデオ「Forgiveness」と「インタラクティブブックレット」が特典として付属する。インタラクティブブックレットは、歌詞や写真、ビデオなどを閲覧できるPC用ブックレット。なお、インタラクティブブックレットの提供は、日本人のアーティストでは松任谷由実が初めてとなる。

 また、6月7日には、iTMS限定のビデオとシングル1曲をセットにした「Vingle」(ヴィングル)という販売形態で、クレイジーキャッツ&YUMINGの「Still Crazy For You」をリリース。Vingleはビデオとシングルの造語で、こちらも日本人アーティスト初。

 A GIRL IN SUMMERのアルバム全曲配信は、アルバムCDの発売から約1カ月後の6月21日となる。CD販売とダウンロード配信の同日発売が一般的な中で、東芝EMIでは先行配信という販売手法とCDパッケージの重要性を考えた新たな取り組みになったと説明している。
《高柳政弘》
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