コニカミノルタフォトイメージング、富士写真フイルム、イーストマン・コダックの3社は22日、静止画・動画・音声などのデジタル画像管理規格「EVERPLAY（エバープレイ）」を発表した。また、無償ライセンスプログラムの提供も同時に開始した。 EVERPLAYは、「いつでも、どこでも再生・共有ができる」という狙いで開発された規格。「デジタル画像を将来にわたって世代を超えて楽しみたい」というユーザーの希望に答えるものとして開発されており、2004年9月より「PASS（Picture Archiving and Sharing Standard）」規格として3社で策定に取り組んでいたもの。 なお、規格には次世代言語「XML」を活用しており、大量の写真を整理・識別化することで高速に検索・特定が可能になるほか、ソフトに搭載しやすい仕組みになったとしている。 3社は同規格について、「EVERPLAY規格に準拠することにより互換性を損なうことなく、各社独自のシステム・製品を進化させることができ、画像資産の保護や互換性の確保という顧客価値を尊重する製品とサービスの普及に重要な役割を果たすものと確信しております」と発表している。 EVERPLAYの規格書については、公式ホームページからダウンロード可能。また、EVERPLAY規格使用契約書を提出することにより、3社が権利を保有する必須特許、規格およびロゴ使用のライセンスを無償で受けられるのに加え、ソフト開発用キット（SDK）および検証ツールが無償で利用可能となる。
