乳がん早期発見への願いをピンクのリボンで繋ぐ〜ピンクリボンフェスティバル開催 | RBB TODAY
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乳がん早期発見への願いをピンクのリボンで繋ぐ〜ピンクリボンフェスティバル開催

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「ピンクリボンフェスティバル2005」記者発表会で。左から荻原次晴さん、中井美穂さん、香椎由宇さん、大野靖之さん
  • 「ピンクリボンフェスティバル2005」記者発表会で。左から荻原次晴さん、中井美穂さん、香椎由宇さん、大野靖之さん
  • CHINA OPEN出場のため会見を欠席した杉山愛さんはビデオメッセージで参加。年会を通じ、勝ち試合数×1万円を日本対がん協会「乳がんをなくす ほほえみ基金」に寄付すると発表
  • ピンクリボンフェスティバル大使のハローキティと応援団の4人
  • 会見終了後、丸ビルアトリウムにおいて今年最初の街頭キャンペーンを実施
  • 街頭キャンペーンでは、ピンクリボンバッチとともに花キューピット提供のピンクのガーベラが道行く人に配られた
  • 10月1日午前0時より24時間、ポータルサイトの最大手Yahoo! JAPANのトップページがピンクリボン仕様に
  • 2004年のライトアップの模様、ピンク色に東京タワー
  • 2004年のライトアップの模様、ピンク色に神戸ポートタワー
 日本人女性の30人に1人が患うという「乳がん」。ごく早期に発見されれば95%は治るといわれる乳がんの「早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝える」シンボルマーク、それが“ピンクリボン”だ。

 10月1日より、ピンクリボンのメッセージを多くの方に伝えることを目的に、日本対がん協会、朝日新聞社らが「ピンクリボンフェスティバル2005」を開催。東京・神戸というエネルギッシュで華やかな街を舞台に、“街と人”をコンセプトに様々なイベントが開催される。

 9月20日(火)に丸ビルにて開催された「ピンクリボンフェスティバル2005」記者発表会には、関係者のほかに荻原次晴さん、中井美穂さん、香椎由宇さん、大野靖之さんの4人が応援団として登場。夕方5時半からは、同イベント大使のハロキティとともに、ビジネスマンや買い物客で賑わう丸ビルアトリウムにおいて今年最初の街頭キャンペーンを行った。

 日本では、今年で3年目を迎える同フェスティバルであるが、発祥は8人に1人が乳がんを患うといわれた80年代のアメリカ。

 日本対がん協会・事務局長の関戸衛氏によると、早期発見を啓発するこの活動により「欧米では60%から80%の女性が、早期発見に有効なマンモグラフィ(乳房X線撮影装置)での検査を受診。90年代以降、乳がんによる死亡率が低下している」という。一方、日本での死亡率は右肩上がりとなっており、この背景には「2002年2.1%、2003年2.7%という受診率の低さがある」と指摘する。受診率が60%を超えると死亡率が低下するという報告を踏まえ、「この活動を通して、少しでも受診率を上げたい」と語った。

 「男性も(乳がんについての)意識を高くもつことが大切」という荻原次晴さんは、第1回開催からの参加。身近な女性に受診を勧めるという話の流れから、荻原兄弟の上に3人の姉がいるという衝撃(?)の事実を明かし場を盛り上げた。

 昨年に続き2回目の参加となる中井美穂さんは、「わかっていても受けたくないのが検査。自分の体は自分のもの。自分が(検査に)行かなければダメ」と、自らのマンモグラフィ受診の経験を交えて、力強い言葉で早期発見の大切さをアピールした。

 11月公開の映画「大停電の夜に」で乳がんの少女を演じる女優の香椎由宇さんは今回初参加。「若いから検査しなくてもいいというのではなく、胸も命も守るために早期受診を」と若い人に向けてメッセージを贈った。

 香椎さん同様、今回が初参加となる大野靖之さんは、ホスピスや小中学校などで「命」や「家族」の大切さを歌うという活動も行うシンガーソングライター。高3で母親を乳がんで亡くしたという自身の体験を語り、「あまり看病できなかった分を、ピンクリボンで親孝行できたら」と、経験者ならではの心を打つ言葉で語った。

 ピンクリボンフェスティバルの主なイベントは以下のとおり。今年は震災10年の街、神戸からウォークがスタートする。

◆ピンクリボン・スマイルウォーク
・神戸
 会場:神戸東遊園地(神戸市中央区)発着
 日時:10月1日(土)10:30〜
 コース:10km、5km
 ゲスト:荻原次晴、中井美穂、大野靖之ほか
・東京
 会場:六本木ヒルズ・アリーナ発着
 日時:10月10日(月・祝)11:00〜
 コース:11km、6km
 ゲスト:荻原次晴、中井美穂、香椎由宇、大野靖之ほか

◆シンポジウム
・東京
 会場:有楽町朝日ホール
 日時:10月2日(日)13:00〜
 ゲスト:倍賞千恵子ほか
・神戸
 会場:神戸ポートピアホール
 日時:10月23日(日)13:00〜
 ゲスト:村井国夫ほか

 Webでも、第1回から参加のアサヒコム、Yahoo! JAPANにあたらにgooが加わり、各サイトで特設サイトを開設するなど「ピンクリボンフェスティバル」をサポート。Yahoo! JAPANでは、10月1日午前0時より24時間、トップページをピンク色にして、同キャンペーンの告知を行う。

 また今年も、東京タワー、レインボーブリッジ、神戸ポートタワー、モザイク内大観覧車が10月1日18時ごろよりピンク色にライトアップ。人気スポットの華やかさが一層際立つ一日となりそうだ。なお、レインボーブリッジは、2日、10日にもライトアップされる予定だ。

 今や日本女性の最大の敵ともいえる乳がん。過去の同フェスティバルの体験受診でも、実際に乳がんが発見されるなど、身近な病気だ。愛する人たちを、そして自分自身を守るためにも、「早期発見・早期診断・早期治療の大切さ」を理解し、女性であればマンモグラフィによる検査をぜひとも習慣にしてほしい。そして、あなたの身近な人たちから、ピンクリボンの輪を広げていただきたい。
《編集部》
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