サン、AMD Opteron搭載のワークステーション/サーバの新製品を発売 | RBB TODAY
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サン、AMD Opteron搭載のワークステーション/サーバの新製品を発売

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 サン・マイクロシステムズは、AMD Opteronプロセッサを搭載したx64サーバ/ワークステーションの新製品を発売した。
  •  サン・マイクロシステムズは、AMD Opteronプロセッサを搭載したx64サーバ/ワークステーションの新製品を発売した。
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 サン・マイクロシステムズは、AMD Opteronプロセッサを搭載したx64サーバ/ワークステーションの新製品を発売した。

 今回発売されたのは、タワー型筐体のワークステーション「Sun Ultra 20 Workstation」と、ラックマウント型サーバ「Sun Fire X4100サーバ」「同X4200サーバ」「同X2100サーバ」。発表会場には、サンの会長兼CEOスコット・マクニーリ氏とAMDの会長兼CEOのヘクター・ルイズ氏がそろって顔を見せ、両社のパートナーシップの強固さをアピールした。

 UNIXサーバが苦戦する中、サンにとっては期待の新製品であり、コストパフォーマンスと信頼性の高さを強調した。特に、IAサーバの分野で大きなシェアを持つDellの「PE6850」を取り上げ、X4100は性能が1.5倍、消費電力は1/3、筐体サイズは1/4で価格は半分だと訴えた。

 一方、AMDは、インテルとの訴訟を抱えており、「インテル製CPUを採用しないIAサーバ・ベンダー」として、サンとの関係はこれまで以上に重要なものになっているのかもしれない。

 Sun Ultra 20 Workstationは、AMD Opteron 100シリーズ・プロセッサを1個搭載するワークステーション。CPUは、144(1.8GHz)、148(2.2GHz)、152(2.6GHz)の3種が採用される。メモリは最大4GB搭載可能。拡張スロットは、PCI-Express x8を1スロット、x1を2スロット、PCIを4スロット備える。ネットワークポートは、Gbit Ethernet×1。ソフトウェア開発環境として、「Sun Studio 10」「Sun Java Studio Creator」「Sun Java Studio Enterprise 7」が標準でバンドルされる。出荷開始は10月上旬で、価格は11万3,000円から。

 Sun Fire X4100/X4200は、コード名「Galaxy」として以前から知られていたもの。サンの創業メンバーの一人であるアンディ・ベクトルシャイム氏が開発を手がけている。X4100/X4200は最大で2CPUまで搭載可能なラックマウント型サーバで、デュアルコア版Opteronに対応することで、最大では4コア構成となる。違いは筐体のサイズで、X4100は1U、X4200は2Uとなる。プロセッサは、シングルコアの248(2.2GHz)、252(2.6GHz)、254(2.8GHz)と、デュアルコアの270(2.0GHz)、275(2.2GHz)を採用する。メモリは最大16GB(1プロセッサあたり最大8GB)。GbEポートを4つ備える。

 Sun Fire X2100サーバは、コード名「Aquarius」と呼ばれていた製品。シングルプロセッサだが、シングルコア/デュアルコアのAMD Opteron 100シリーズに対応する。採用するCPUは、シングルコアの146(2.0GHz)、148(2.2GHz)、152(2.6GHz)と、デュアルコアの175(2.2GHz)。メモリは最大4GBで、PCI-Expressを1スロット、GbEポートを2つ備える。

 なお、今回発表されたワークステーション1機種とサーバ3機種すべてにOSとしてSolaris 10が標準でバンドルされるほか、「Red Hat Enterprise Linux」「SUSE Linux Enterprise Server」に加え、Windows(ワークステーションではXP Professional、サーバでは2003 Server)も公式にサポートされる。
《渡邉利和》
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