オープンソースの統合オフィスソフト「OpenOffice.org」が、「LibreOffice」に名称変更 | RBB TODAY
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オープンソースの統合オフィスソフト「OpenOffice.org」が、「LibreOffice」に名称変更

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「LibreOffice」起動画面
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  • 「The Document Foundation」サイト(画像)
 OpenOffice.orgコミュニティの一部メンバーは28日、あらたに新組織「The Document Foundation」の設立を発表した。これにあわせて、オープンソースのオフィスソフトである「OpenOffice.org」を「LibreOffice」に名称変更するとしている。

 新組織「The Document Foundation」としての発表によれば、OpenOffice.orgの開発・支援を行っているボランティアコミュニティは、サン・マイクロシステムズの協力により成長したが、米オラクルによるサン買収にともない独立し、新組織「The Document Foundation」になるという。

 「The Document Foundation」は、オラクルにも組織のメンバーになるよう要請するとともに、「OpenOffice.org」ブランドを寄付するように要望している。しかし、現状では回答がないため、オラクルの判断中の措置として、新名称「LibreOffice」の使用を開始したとしている。

 コミュニティの古株で仏語版プロジェクトの管理者であるソフィー・ゴーチェ氏は「新組織の設立は、1社による独占支配から、プログラムとプロジェクトを開放する、フリーなオフィスソフトの進化のキーステップだと信じている。世界中のフリーソフトウェア支持者は、フリーソフトウェア/オープンソースソフトウェア(FLOSS)の歴史の新しい扉を開くグループに参加する並みはずれた機会に遭遇している」とのコメントを寄せている。Free Software Foundation代表のリチャード・ストールマン氏も、「The Document Foundation」の支持を発表済みだ。なお「The Document Foundation」のサイトでは、すでに「LibreOffice 3.3」を配布中。オラクルでは、従来の「OpenOffice.org 3.3」(β版)を配布している。

※[訂正]より正確を期すため記述を最新のものに変更いたしました。
《冨岡晶》
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