ライブドア、フジテレビ、ニッポン放送の業務提携と資本提携の内容 | RBB TODAY

ライブドア、フジテレビ、ニッポン放送の業務提携と資本提携の内容

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 今回、合意に至ったのは、ライブドアグループが保有するすべてのニッポン放送株をフジテレビジョンに譲渡、フジテレビがライブドアに12.75%出資、フジテレビ/ニッポン放送/ライブドアの3社が業務提携の3点だ。

 現在ライブドアグループは、ニッポン放送の株式を50%保有している。なお、数字上は50%だが、わずかに半数を超えている。内訳は、ライブドアが17.6%、ライブドアが間接的に100%保有しているライブドア・パートナーズが32.4%だ。

 まずは、このライブドア・パートナーズをフジテレビが約670億円で買収。実質、ライブドアから、ニッポン放送株を買い取ることになる。次に、ライブドア・パートナーズの社名を「LFホールディングス」に変更。ライブドア本体からもニッポン放送株を買い取る。このとき、ライブドアにはニッポン放送株が約6.6%残る。さらにフジテレビは、ライブドアに残る約6.6%のニッポン放送株を取得。これにより、ライブドアが保有するすべてのニッポン放送株がフジテレビに渡ることになる。

 なお、この過程で、ニッポン放送は自己株の買い付けを実施。約400億円の資金が必要とされている。さらに、フジテレビは、ニッポン放送が持つフジテレビ株を約240億円ですべて買い取る。これによりニッポン放送は、フジテレビの完全子会社になる。なお、9月1日の完了が予定されている。

 さらに、フジテレビがライブドアに資本参加する。ライブドアが実施する第三者割当増資をすべてフジテレビが引き受けることで実施。割り当て株数は1億3,374万株、総額440億円にも上る。これにより、フジテレビはライブドアの発行株式のうち12.75%を取得し、5月23日付で主要株主になる。この第三者割当増資は、フジテレビが取得したライブドア株は、両社の合意により2007年9月末までは譲渡や貸株できないというものだ。

 なお、すでに行った公開買い付けで発生した約470億円と合わせると、フジテレビがニッポン放送を完全子会社化するために必要な資金は約1,780億円だ。当初想定されていた1,705億円を若干、上回る資金が必要になる。

 これら、株式の譲渡や資本参加は、業務提携をより強力なものにするために実施される。放送と通信の融合で協業するというものだが、具体的な内容は未定だ。「業務提携推進委員会」が設置され、両社のプロジェクトチームが定期的に協議を進め、詰めていく予定だという。
《安達崇徳》

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