順位 | 獲得率 | キーワード |
1位 | 59.4% | 12M ADSL |
2位 | 50.9% | IP電話 |
3位 | 43.4% | Yahoo!BB |
4位 | 42.5% | BBフォン |
5位 | 39.6% | 無線LAN |
6位 | 33.0% | インターネット電話 |
7位 | 21.7% | 住民基本台帳 |
8位 | 20.8% | 光ファイバー |
9位 | 20.8% | ソフトバンクBB |
10位 | 20.8% | Bフレッツ |
12M ADSLでは、12Mサービスを秋からおこなうというアナウンスを各社が行う中、一歩先行する形でビー・ビー・テクノロジーがG.992.1 Annex A.ex(のちにG.992.1 AnnexA(12M)と改称)を採用した12Mサービスを投入した。
これまでに出そろった各社の12M ADSLだが、イー・アクセスとNTT東西が周波数オーバーラップをおこなわない方式を、ビー・ビー・テクノロジーとアッカ・ネットワークスが周波数オーバーラップする方式をそれぞれ採用している。1.5Mや8MのADSLでは、周波数帯域を二つに分けて、上りと下りの通信を別の周波数でおこなう仕組みになっていたが、これに対して、周波数オーバーラップは下りの通信に上りの周波数帯域も使うことで、データ転送量を多くしている(使える周波数帯域が広くなると、変調方式などが同じでもデータ転送量を多くできる)。
この12M ADSLについては、ビー・ビー・テクノロジーがイー・アクセスのCTO小畑氏を営業妨害で起訴したり、NTT東西の約款変更では総務省を巻き込むかたちでスペクトル適合性を各社が主張しあうような状況となっており、どちらも結果は来年以降に持ち越しとなっている。
2位の「IP電話」は、ここ数ヶ月いきなり話題になっているトピック。もちろんBBフォンやフュージョン・コミュニケーションズで下地はできていたが、ここにきて050番号付与による公衆網接続や、キャリア系事業者の参入などで盛り上がってきている。なお、6位に「インターネット電話」がランクインしており、「通話」というコンテンツの強さがあらためて出た結果といえるだろう。2003年の春から夏にかけて、BBフォンを追いかけるかたちで各社のIP電話サービスが続々と始まるが、初期の携帯電話やPHSのような「他社サービス・他種回線につながらない」という状況は、自ら利用者を遠ざけてしまう。それぞれ思惑はあるだろうが、利用者の立場に立った判断がなされることを期待したい。