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IP電話サービスのポイントは他業者との相互接続

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 2003年前半はIP電話サービスが本格化しそうだ。DIONは2003年春から、BIGLOBEは2003年2月からサービスを開始すると表明している。そんな中、各ISP間で相互接続の交渉をする動きが見え始めてきた。

 総務省は、6月にIP電話に対して050-xxxx-xxxxの電話番号を割り当てることを発表した。既に受付を開始しており、多くのISPが名乗りを上げている。それに伴い、公衆電話網の設定変更などが2003年2月から3月の終了を目処に進められており、時期を同じくして各ISPがこぞってIP電話サービスを開始する予定だ。

 IP電話は、国内の固定電話への発信は8.5円/3分、アメリカだと10円/分(KDDIの場合)など従来の交換機を用いた電話サービスと比べると格段に安くなっており、さらに加入者同士の通話は無料となっている。しかし、現状では、無料の対象は同じサービス業者に加入しているユーザー同士だけとなる。そこで、各ISPは他業者との接続交渉を進めて、通話料が無料の対象を広げようとしてる。

 現在、相互接続の交渉を公にしているのは、OCNと@niftyだ。@niftyは、IP電話サービスを年内にも始めるとしているが、OCNは時期は未定だとしている。また、ISPやコンテンツを保有する業者が集まる「メガコンソーシアム」でも、IP電話に関するワーキンググループを設置して、検討を進めているという。現在、メガコンソーシアムにはNECやKDDI、Panasonic hi-hoなど50社以上が参加しており、仮に相互接続が始まれば、膨大なユーザーを有するIP電話網が完成することになる。

 特に相互接続に積極的なのはNECで、BIGLOBEにて12月から始まるモニターサービスでは、フュージョン・コミュニケーションズのインフラを利用することにより、相互接続を果たしている。また、メガコンソーシアムでは幹事企業としてIP電話サービスを積極的に進めている。ほかDTIは、Panasonic hi-hoとインフラの共通化を明らかにしているほか、TTNetとの資本提携も結んでいる。それぞれIP電話の相互接続も視野に入れたものだ。

 差別化が難しいIP電話サービスだが、相互接続が選択のポイントとなりそうだ。
《RBB TODAY》

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