ソフォス、シマンテックに引き続き、トレンドマイクロも2002年2月度のウイルス感染被害状況を発表した。それによれば、感染被害の事例数が最も多かったのは「WORM_BADTRANS.B(バッドトランスB)」の1,498件で、先月に引き続きダントツの1位。以下「MTX(マトリックス)」が131件で2位、「JS_EXCEPTION.GEN(エクセプション)」が124件で3位と続いている。 トレンドマイクロ調べによる2月度のウイルス感染被害状況は次のとおり。・1位 WORM_BADTRANS.B(バッドトランスB):1498件・2位 MTX(マトリックス):131件・3位 JS_EXCEPTION.GEN(エクセプション):124件・4位 NIMDA(ニムダ):74件・5位 WORM_KLEZ (クレズ):71件・6位 PE_MAGISTR(マジストラ):62件・7位 WORM_ALIZ(アリズ):33件・8位 X97M_LAROUX.A(ラルー):32件・8位 PE_CIH(チェルノブイリ):32件・10位 PE_FUNLOVE(ファンラブ):23件 中でも急速に感染数を増やしているのが3位のエクセプションと5位のクレズ。エクセプションはJava Script型でWeb閲覧による感染、クレズはワーム型でメール経由の感染とそれぞれタイプは異なるものの、いずれもInternet Explorerのセキュリティーホールを利用して拡大していく点では共通しており、トレンドマイクロではセキュリティパッチの導入やウイルス定義ファイルの迅速な更新を呼びかけている。