サーバの仮想化の数多くのメリットは、利用者にも認知されてきており実績もあるが、いまだに実現性に疑いの目が向けられることもある。サーバ仮想化によって問題が引き起こされることがあるのは事実だが、多くの問題は解決可能である。
本章では、SBAの構築事例である品質管理に対する課題解決ソリューションをもとに、効果的なSBAを構築するためのポイントとなる情報アクセス基盤のデータ設計について記述する。
検索技術により、企業内外に散在するデータを仮想的に統合する「情報アクセス基盤」と、その上でデータを分析・活用するアプリケーション(Search Based Application:SBA)が注目を集めはじめている。