企業データとAIの利活用カンパニー、AIデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木隆仁 以下AIデータ社)は、次世代AI+データ連携基盤 IDX による業務最適化を支援する「AI孔明 on IDX」を、 化学・素材業界向けにモジュール化し、『AI孔明(TM) on IDX for Chemicals & Materials』としてリリースいたします。

AI孔明 on IDX for Chemicals & Materials
化学・素材業界では、 わずかな配合の違いや条件変化が製品の特性に大きな影響を与えるため、 原材料の選定から製造プロセス、 出荷まで一貫した品質管理が求められます。 さらに、 近年ではESG対応やグローバル品質基準への準拠、 トレーサビリティ確保のニーズが急増し、 製造現場の負担は増す一方です。こうした状況に対応すべく、 私たちは、『AI孔明(TM) on IDX for Chemicals & Materials』をリリースしました。
■ 業界が抱える代表的な課題
・ 原材料の配合比率・ロット差に関する分析・記録が煩雑・ 品質トラブルの原因特定に時間がかかる
・ 製造プロセスの条件 温度・湿度・反応時間等 に関する判断が属人的
・ トレーサビリティ管理が紙・Excelで分散
・ 顧客や監査への証跡提出に時間がかかる
■ モジュール構成と接続範囲
・製造管理・品質管理・在庫管理システムとのAPI連携原料入庫、 配合指示、 工程データ、 試験結果、 ロット履歴、 クレーム対応履歴などをIDXに統合。
・ IDX基盤:配合~製造~品質保証を一元管理
製造現場・品質部門・研究部門の情報を1つの基盤で可視化し、 AI孔明が判断を支援。
・AI孔明による主な活用例
「過去に類似不良が発生した条件を洗い出して」
「この製品の品質変動の要因を配合別に分析して」
「この原料ロットが関与する製品一覧を出して」
「今回のトラブルに対応した報告書をドラフトして」
など、 製造・品質・企画の全部門で活用可能です。

AI孔明 on IDX for Chemicals & Materials 画面
■ 主な機能
1. 配合・工程条件と品質結果の相関分析→ 原材料・配合比率・製造条件と品質検査結果をAIが自動的に照合し、 最適条件を可視化。
2. ロットトレースの自動化と影響範囲の即時特定
→ 原料・中間品・最終製品をまたぐトレーサビリティを可視化し、 不良発生時の対象範囲を即提示。
3. 製造異常・逸脱のAIモニタリング
→ 温度・圧力・反応時間などの工程データをリアルタイムで監視し、 逸脱傾向を検知・通知。
4. 品質報告書・監査対応文書の生成支援
→ クレーム対応や監査時の報告文・経過説明を過去事例をもとにAIがドラフト作成。
5. 類似事例ナレッジ検索と研究部門連携
→ 過去の類似配合・対策履歴を抽出し、 新製品開発や工程改善に活用可能。
■ 想定される導入効果 モデル例

■ 特徴:「配合判断と品質管理を、 AIが継承・強化する」
AI孔明 on IDX for Chemicals & Materials は、 製造と品質を支える“判断の仕組み”をAIと共に標準化・知能化するソリューションです。・ ベテランの“勘と経験”をAIが継承し、 若手でも高度な判断が可能に
・ クレームや逸脱対応を迅速化し、 顧客信頼性を強化
・ 将来的には研究・開発部門との情報連携も視野に拡張可能
■ 実証導入・パートナー募集
現在、 以下のような企業との実証導入・連携パートナーを募集中です。・ 化学メーカー 有機・無機・合成樹脂など
・ 素材加工メーカー 繊維・金属・ゴム・フィルムなど
・ 品質保証部門・製造DX推進部門を有する企業
・ トレーサビリティシステム/MESベンダー企業
導入設計、 補助金対応、 データ構造支援等も含めたご提案が可能です。
■お問い合わせ・・資料請求はこちら
https://www.idx.jp/ai/chemicals/【AIデータ株式会社について】
名 称:AIデータ株式会社 代表者:佐々木 隆仁設 立:2015年4月 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本: 1億円(資本準備金15億2500万円)
URL: https://www.aidata.co.jp/
AIデータ社は、データインフラと知財インフラを基盤に、20年以上にわたり企業や個人のデータ資産を守り、活用する事業を展開してきました。9,000社以上の企業、90万人以上のお客様から信頼を得ており、データ共有、バックアップ、復旧、移行、消去を包括する「データエコシステム事業」では、BCNアワードで16年連続販売本数1位を獲得しています。
データインフラでは、IDXのクラウドデータ管理や復旧サービスを提供するとともに、経済産業大臣賞を受けたフォレンジック調査や証拠開示サービスを通じて、法務分野でも高い評価を得ています。
一方、知財インフラでは、グループ会社の特許検索・出願支援システム『Tokkyo.Ai』や特許売買を可能にするIPマーケットプレイスの構築により、知財管理と収益化を支援。これらを統合し、生成AI『AI孔明(TM)』によるデータと知財の融合プラットフォームを展開しています。
また、防衛省との連携による若手エンジニア育成にも注力し、データ管理と知財保護を通じて社会基盤の強化に貢献しています。
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