中井貴一が、脚本家の倉本聰さんの訃報に際し、自身の思い出や深い哀悼の意を寄せた。
投稿では、「昭和ドラマの巨星」として倉本さんの名を挙げ、テレビの黄金期を築いた偉大な功績を称えた。1983年のドラマ『波の盆』の本読みでは、約60人の大人が集まった会議室の静けさに「鉛筆が机に転がる音が爆音に聞こえる程」の緊張を覚えたと回顧。若手だった自身には直接的なダメ出しをせず、先輩への厳しい指導を通じてメッセージを伝えるという、倉本さんの厳しさと愛情に満ちた指導を振り返っている。
さらに、ドラマ『おもちゃの神様』で「なりすましをした男の役は貴一しかいない」と直接ユニークなオファーを受けた裏話も披露。最後にご一緒した映画『海の沈黙』に触れ、「ここから…もっともっと面白いドラマを書いて頂きたかった」と無念さをにじませた。
晩年はタバコを断ち療養していたという倉本さんへ向け、「天の上が全面禁煙かどうかはわかりかねますが、喫煙所を見つけて、大好きな一服を、気兼ねなく楽しまれてください」と、ユーモアと温かい愛情にあふれる言葉で締めくくっている。






