韓国プロサッカークラブの横領事件が新たな展開を迎えた。
代表理事が辞任の意向を示した。
Kリーグ2(2部)の金浦FCで起きた職員による公金横領事件をめぐり、ホン・ギョンホ代表理事が責任を痛感したとして、辞任する意向を表明した。
ホン代表は8月3日、クラブ公式SNSに謝罪文を掲載。「この文章を書いている現在も、重い気持ちを隠すことができません。公金横領事件によって市民の皆さん、そしてファンの皆さんに大きな衝撃と失望を与えてしまったことを、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
続けて「先月18日、今回の事態に対する道義的責任を取るため、代表理事職の辞表を提出しました」と明かし、「今回の事件は、クラブが自ら異常の兆候を発見し、内部監査を進める過程で確認されました。その後、関係機関による調査や捜査が続いており、すべての事実が最後まで明確に明らかにされるべきだと考えています」と述べた。

また、「市民球団を担う代表理事だった私は、管理・監督責任から決して逃れることはできません。言い訳ではなく、責任を選びました」とつづった。
金浦FCでは最近、出納担当職員A氏が約58億ウォン(約6億円)に上る公金を横領した疑いが明らかになった。
金浦市などによると、A氏は2023年以降、上司に対して「公金を金融機関の短期預金に入金した」と虚偽の報告をする手口で、クラブの資金を横領していたという。
さらに最近、市監査官室による特別監査の過程で約25億ウォン(約2億5000万円)の追加横領の疑いも確認され、被害総額は約83億ウォン(約8億3000万円)に達するとみられている。
なお、Kリーグのクラブ職員による数億円規模の公金横領事件は今回が初めてとされる。もともと地域住民の税金や基金によって運営される金浦FCのような市民クラブの存在意義をめぐり、韓国サッカー界では否定的な声も上がっていたが、今回の事件を受け、「市民クラブ不要論」が再び勢いを増す可能性も指摘されている。



