NHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に、映画監督・是枝裕和(64)が登場する。放送は7月31日(金)夜10時30分から11時15分、NHK総合にて。
是枝は1962年東京生まれ。早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加し、主にドキュメンタリー番組の演出を手がけてきた。2014年に独立し、制作者集団「分福」を設立。社会の片隅にある問題へのまなざしと、繊細な心理描写などが評価され、2018年には『万引き家族』でカンヌ国際映画祭の最高賞を受賞。日本を代表する映画監督としての地位を確立した。


今回の放送では、是枝に2年間にわたる密着取材を敢行。これまでドキュメンタリーや映画を撮り続けてきた「撮る側」のプロが、「撮られる側」として初めて創作の秘密を明かす。
注目されるのは、日本での撮影としては8年ぶりのオリジナル作となる『箱の中の羊』の制作舞台裏だ。最新作のテーマは「AIと弔い」。急速に時代が変わる中で、人間にしかできないこととは何かを問い続ける是枝の姿が映し出される。


また、人付き合いが苦手で挫折した20代や、ドキュメンタリー制作を通じてつかんだ「発見と冒険」という創作哲学についても語られる。台本にとらわれない演出スタイルや、演技経験の少ない俳優の起用など、映画表現そのものを問い続けてきた姿勢にも迫る内容となっている。
担当ディレクターの岩根佳奈子氏は「是枝さんの現場は柔らかな空気が漂っていて、年齢も立場も関係なく、皆が気軽に意見を言い合える、ここから人の心に届く作品が作られてきたのだと感じました。60歳を超えた今も、精力的に映画を撮り続ける是枝さん。時代が変わるなかでも、変わるもの、変わらないもの…。全ての働く人に、何か刺さるものがあれば幸いです」とコメントしている。















