「日本の男性AV俳優が不足しているなら…」
そんな発言で韓国のみならず日本でも注目を集めた元Roo’Raの歌手コ・ヨンウクが、今度は韓国の著名人を相次いで公開批判し、再び物議を醸している。
コ・ヨンウクは最近、自身のSNSで過去に縁のあった芸能人たちを次々と名指ししている。
なかでも波紋を呼んだのが、タレントのタク・ジェフンをめぐる“暴露性”の投稿だ。
有名人を次々と“公開攻撃”
コ・ヨンウクは7月19日、自身のSNSに、過去のRoo’Ra所属事務所代表に会ったとして長文を投稿した。
そのなかで彼は、無名時代のタク・ジェフンについて「代表がタク・ジェフンを番組に出演させなければ、Roo’Raも出演しないと背水の陣を敷いたため、一緒に番組に出ることになった」と、デビュー初期のエピソードを明かした。

さらにコ・ヨンウクは、所属事務所の代表が自分への誕生日プレゼントとして用意したブランドバッグを、タク・ジェフンが途中で横取りしたと主張した。彼は「私に何も言わずに“シュキング”した」と表現し、タク・ジェフンを強く非難した。
“シュキング”とは、韓国語で金品などを「こっそり横取りする」「抜き取る」といった意味合いで使われる俗語だ。真偽は確認されていないが、かつての同僚を名指しした暴露性の投稿だっただけに、韓国では再び物議を醸した。
またコ・ヨンウクは、タク・ジェフンだけでなくRoo’Raのメンバーたちにも言及。「君たちが今その程度に出世して暮らしているのが、代表抜きで可能だったと思うのか」とし、「最後の道理でも守るつもりなら、代表に連絡し、必ず会いに行け。残された時間はそれほど長くないかもしれない」と書き込んだ。
こうした“公開攻撃”は今回が初めてではない。
コ・ヨンウクはこれに先立ち、韓国の国民的MCといえるユ・ジェソクに対して「どれだけもっと金持ちになれば満足するのか。欲に終わりがない」と皮肉り、シン・ドンヨプについても「『TV動物農場』を見ると、目がいつもぼんやりしている」などと書き込んだ。


さらに最近は、タレントのプンジャや動物訓練士カン・ヒョンウク氏にもSNSで言及しており、芸能界の関係者や著名人を相次いで狙い撃ちしている。
一連の投稿は、目的や意図が見えにくいまま過激化している印象を与えている。
コ・ヨンウクの消えない過去
こうした発言がたびたび波紋を呼ぶのは、コ・ヨンウク自身の過去があるからだ。
コ・ヨンウクは1994年、男女混成グループRoo’Raのメンバーとしてデビューし、歌手・タレントとして人気を集めた。しかし2010年から2012年にかけて、未成年者3人に対する性的暴行および強制わいせつの罪で起訴され、2013年に最高裁で懲役2年6カ月の実刑判決が確定した。
あわせて身上情報公開・告知5年、位置追跡電子装置、いわゆる“電子足輪”の装着3年も命じられた。韓国芸能人として初めて電子足輪を装着したことから、韓国では「電子足輪1号芸能人」という強烈な汚名が残っている。

2015年に出所した後も、復帰は容易ではなかった。YouTubeチャンネルを開設するなど復帰を試みたが、世論の反発やプラットフォーム側の措置により、たびたび頓挫したとされる。その後、彼はXを通じて自身の主張や近況を発信し続けている。
そんななかで注目を集めたのが、7月12日の“日本AV男優”発言だった。
コ・ヨンウクは「ただ人々を笑わせながら楽しく生きたかったのに。韓国では職業を探すのは難しそうだから。日本の男性AV俳優が不足しているという話をどこかで見た気がする。法的に可能なら」と投稿した。
この発言には批判が殺到。韓国メディアは、実際にAV俳優になりたいという意味ではなく、現実への無力感を自嘲的に表現した冗談だったという解釈も伝えた。
コ・ヨンウク本人も記事を共有しながら、「もうやめてください」と心境を吐露した。さらに「どんな人も、裁判所が下した判決以上の罰を受けるべきではない。しかし共同体は人々を罰する」という文章も引用している。
ただ、その直後に著名人への公開批判を続けていることで、世論の視線はさらに冷たくなっている。
もちろん、刑期を終えた人物にも社会復帰の権利はある。法が定めた処罰を終えた後まで、永遠に排除され続ける社会が健全なのかという問いも残る。
だが、未成年者を対象にした性犯罪で実刑を受けた元芸能人が、日本のAV業界を“働き口”のように口にし、さらにSNSで他人を裁く側に回る姿は、多くの人に違和感を与えざるを得ない。
芸能界には戻れない。一般社会にも居場所を見つけにくい。だからといって、SNSでかつての同僚や著名人を攻撃することが、彼の再出発になるわけではない。
コ・ヨンウクの相次ぐ投稿は、社会復帰の難しさと、元芸能人が“無敵の人”にも似た状態へ近づいていく危うさを同時に浮かび上がらせている。
■【画像】日本AV女優、韓国アイドルに「“デビュー”して」物議



