NewJeansが再び大きな局面を迎えた。状況が収束に向かうかに見えたが、グループは再び大きな壁に直面し、今後は“4人組”として活動すると見られている。
12月29日、所属事務所ADORは、メンバー・ダニエルとの専属契約解除を発表した。単なる契約解除にとどまらず、損害賠償請求まで進める方針を明らかにし、さらに契約当事者であるダニエル本人だけでなく、彼女の母親に対しても法的責任を問う方針だ。
ADORは29日、「ヘリン、ヘインに続き、ハニが慎重な議論の末にADORへの復帰を確定した。ミンジは現在も復帰をめぐり話し合いを続けている」とし、「相互理解を深めるための協議を継続している」と説明した。

一方で、ダニエルとは“完全な決別”を選択した。ADORは「ダニエルについては、NewJeansのメンバーでありADOR所属アーティストとして共に活動することは難しいと判断し、本日付で専属契約の解除を通知した」として、「また、今回の紛争を招き、NewJeansの離脱および復帰の遅延について重大な責任があると判断されるダニエルの家族1名と、ミン・ヒジン前代表に対しては法的責任を問う予定だ」と明らかにした。
ADOR側は、具体的な背景事情についてはまだ明らかにしていない。昨年4月から続く深刻な対立に加え、ミン・ヒジン前代表が関与したとされるタンパリング疑惑やプットオプション取得問題など、さまざまな訴訟が絡み合っており、公式に言及することが難しい状況だ。一部では、ダニエルと彼女の母親が露骨にミン・ヒジン前代表側に立ったことが原因ではないか、という疑惑も提起されている。

ADORは「専属契約に抵触する契約を締結したり、独自に芸能活動を行ったり、当社およびNewJeansの名誉や信用を傷つけるなど、専属契約違反行為が発生したためだ。是正を求めたが、期限内に是正されなかったため解除を通知した」と明らかにした。
特に、「NewJeansの名誉や信用を傷つけた」という表現からは、ミン前代表との“何らかの接触”があった可能性も推測されている。業界では、ダニエルの母親がミン前代表の“側近”として動いていたという見方も広がっている。
ADORは続けて、「解除の根拠となる具体的な事案をお伝えできない点についてご理解いただきたい。先に説明した通り、是正要求が期限内に履行されなかったため解除を通知した」と説明した。
ADORとしては、十分な時間を与えたにもかかわらず是正の意志がないと判断し、最終的に“関係を断つ”選択をしたものとみられる。南極旅行に行くと明かしていたハニが電撃復帰を宣言し、ミンジも前向きな協議を続けている中で明らかになった“ダニエル脱退”は、NewJeansの今後の行方を一層不透明にしている。
ADORは公式立場発表後、本日中に違約金および損害賠償請求訴訟を提起する予定だ。新たな訴訟戦争の幕開けであり、泥沼化した争いは、いまだ終息の気配を見せていない。
■【全文】NewJeans・ダニエル、グループ脱退「重大な責任」



