俳優のヒョンビンが、“名誉防諜エージェント”に委嘱された。
韓国の国家情報院は4月7日、ヒョンビンを名誉防諜エージェントに任命したと発表した。
今回の委嘱は「間諜(スパイ)罪」の改正を機に、これまで「北朝鮮のスパイを摘発・検挙する」という狭義の意味で認識されがちだった「防諜(カウンターインテリジェンス)」の正確な概念と重要性を、国民に広く周知することを目的としている。
韓国国会は去る2月26日、刑法第98条の改正により、間諜罪の適用範囲をこれまでの「敵国(北朝鮮)」から「外国」へと拡大した。これにより、北朝鮮のみならず、巧妙化する諸外国のスパイ行為から国を守るための制度的基盤が構築された形だ。
防諜とは、単なるスパイの摘発にとどまらず、国家安全保障や国益に反する外国の情報活動を特定し、それを牽制・遮断するためのあらゆる対応活動を指す。

ヒョンビンが今回抜擢された背景には、2023年公開の映画『極限境界線-救出までの18日間-』での熱演がある。同作でヒョンビンは、拉致された韓国人を救うために奔走する国家情報院エージェントを演じており、そのストイックなイメージが今回の広報活動に最適だと判断された。今後は国家情報院とともに、防諜活動の重要性を伝える様々なキャンペーンを展開する予定だ。
国家情報院の関係者は、「最近、外国による先端技術や防衛産業の機密流出など、国家の存立を脅かす事件が頻発しており、防諜の重要性はかつてないほど高まっている。名誉防諜エージェントであるヒョンビン氏とともに、間諜罪改正後の隙のない防諜活動を展開し、国民の期待に応えていきたい」と述べている。
◇ヒョンビン プロフィール
1982年9月25日生まれ。本名キム・テピョン。2003年にドラマ『ボディガード』でデビューし、2005年の『私の名前はキム・サムスン』で大ブレイク。その後もドラマ『シークレット・ガーデン』『ジキルとハイドに恋した私』『アルハンブラ宮殿の思い出』、映画『コンフィデンシャル/共助』『ザ・ネゴシエーション』など、ジャンルを問わない多彩な作品で説得力のある演技を披露した。2019年に韓国で放送された主演ドラマ『愛の不時着』がNetflixで配信されると、日本をはじめとした世界各国で大ブームに。2022年3月31日、女優ソン・イェジンと結婚。同年11月に息子が生まれている。
■【写真】ソン・イェジン、ヒョンビンとの息子を初公開!“子煩悩パパ”への感謝も



