「ファンの皆さんに申し訳ない」
鋭いドリブルとシュートで存在感を示しながらも、チームの完敗を防げなかったファン・ヒチャン(30、ウルヴァーハンプトン)は、そう語り巻き返しを誓った。
3月28日(日本時間)、イギリスのミルトン・キーンズにあるスタジアム・MKで行われた韓国対コートジボワールの一戦。左ウィングとして先発出場したファン・ヒチャンだったが、得点を挙げることはできず、0-4という大敗をピッチで受け止めることとなった。
序盤、韓国がコートジボワールを押し込んでいた時間帯、彼は攻撃の中心を担っていた。前半11分にはペナルティエリア左側に切り込み、チーム初シュートを放つなど、プレミアリーガーとして攻撃を牽引した。
しかし、今回の試合からFIFAの通達により導入された「ハイドレーション・ブレイク(前後半の各22分に3分間、選手が水分補給を行う時間)」以降、韓国はコートジボワールに主導権を握られ、ファン・ヒチャンも孤立を余儀なくされた。
彼は試合後、ミックスゾーンでメディアの取材に応じ、「新しい組み合わせだったが、結果が伴わず心苦しい。応援してくださったファンの皆さんに申し訳ない。もっとしっかり準備しなければならないと感じた。ワールドカップ前に補完すべき点、成長すべき点を学ぶ試合になった」と振り返った。

続けて、「若手たちと良い場面を作ろうとした。序盤は良かったが、給水タイム(ブレイク)以降、プレスの強度が落ちてしまった部分があった」とし、「結果的に得点機を活かせず、逆に失点を許してしまった」と悔しさを滲ませた。
ハイドレーション・ブレイク中、ホン・ミョンボ監督はファン・ヒチャンに個別の指示を与えていた。これについては「相手守備へのプレスを、より高い位置から行うよう求められた。攻撃時も流動的な動きをするよう指示を受けた」と説明。「キックオフから20~25分間はうまくいっていた。こうしたパフォーマンスを後半まで最大限維持できてこそ強豪チームになれる。そのための評価試合だ。試合後に選手たちと話し合いながら改善していけば、ワールドカップで良い姿を見せられるはずだ」と前を向いた。



