29日午後9時より、天下人・豊臣秀吉による「京都改造」の全貌に迫るNHKスペシャル『秀吉と京都の秘密 ~最新探査 豊臣家の興亡~(仮)』(NHK総合)が放送される。
応仁の乱で荒廃した都を復興し、現在の京都の基盤を作ったのは秀吉とされている。同番組では、京都出身の俳優・佐々木蔵之介が、最新調査で明らかになった京都改造の跡をたどっていく。

都の西に築かれた聚楽第から出土した金箔瓦からは、織田信長を超えようとする意図がうかがえる。東の玄関口には奈良の東大寺を上回る規模の大仏と大仏殿が建立された。さらに京都全体を総延長23キロの土塁で囲み、内部に民衆を移住させており、現在も市内に残る町屋の基礎は秀吉によって作られたという。
しかし、大陸への侵攻や甥・秀次の自刃など、晩年の豊臣政権の動揺を映し出すように京都の景観は変化していく。秀吉の死の前年には御所の隣に「京都新城」が築かれた。これまで幻の城とされていたが、京都御苑での最新調査によって実在が判明し、築城の狙いや豊臣家の将来を懸けた秘策が浮かび上がってきた。

およそ10年で新しい都を築き上げた秀吉。同作では、変貌する戦国の京都に刻まれた豊臣家の栄光と挫折の物語に迫る。
番組ナビゲーターを務める佐々木は、大河ドラマ『麒麟がくる』でも秀吉を演じている。佐々木は「私は京都出身で、大河ドラマでも秀吉を演じさせていただいたこともありましたが、今回の旅は知らないことばかりで、とても勉強させていただきました。秀吉の晩年、およそ10年の出来事なのですが、京都をここまで改造していったのかと、驚くことばかりで。巨大な大仏を造ってランドマークにし、皆がそこに目を向けるようにしたことや、京都の街を“実験”のように形づくっていった部分もあって、新たな京都の見方をさせていただきました。視聴者の皆さんも、今まで見たことも、感じたこともない京都を体験できるのではないかと思います」とコメントを寄せた。

ナレーションは、大河ドラマ『豊臣兄弟!』で秀長の妻・慶を演じる俳優の吉岡里帆(京都出身)が担当する。









