韓国映画界の巨匠、パク・チャヌク監督の最新作『しあわせな選択』が、北米市場で驚異的な快進撃を続けている。
いよいよ3月6日より日本公開を控える本作の動向に、さらなる注目が集まっている。
配給元のCJ ENMおよび制作のMOHO FILMが3月3日に発表したところによると、イ・ビョンホンが主演を務める本作の北米累計興行収入が1000万ドル(約16億円)を突破。これにより、パク・チャヌク監督作品における歴代最高の北米興行成績を塗り替える快挙を成し遂げた。
本作の物語は、完璧とも思える満ち足りた人生を歩んできた会社員マンス(演:イ・ビョンホン)が、突然の解雇を言い渡されるところから動き出す。守るべき家族と念願のマイホームを死守するため、再就職に向けた彼独自の“戦争”を開始するという、狂気に満ちたサスペンスが描かれている。

昨年12月25日に北米の一部劇場で限定公開された本作は、年明け1月16日には695スクリーンへと上映規模を拡大。拡大公開の初日には北米ボックスオフィスで9位にランクインするという有意義な成果を残した。そして2月28日、ついに累計興収1,000万ドルの大台を突破。これは、これまで同監督の北米における最大ヒット作であった『オールド・ボーイ』の記録(約240万ドル)を4倍以上も上回る、圧倒的なスコアとなった。
CJ ENMの海外配給担当者は今回の快挙について、非英語圏映画にとって北米市場の参入障壁は依然として高いものの、本作の成功は韓国映画のグローバルな拡張可能性を改めて立証したと強調している。熱心なシネフィルのみならず一般観客層にまで支持が広がり、SNS等を通じた自発的なレビューの拡散が長期上映を支える原動力になったと分析した。
また、米批評サイト「ロッテントマト」では現在も97%という極めて高い鮮度(満足度)を維持しており、現地の批評家からも惜しみない賛辞が送られている。『AP通信』は「パク・チャヌク監督は依然として最高の技量を維持している」と評し、『IGN Movies』は「挑発的な映像と現代社会のテーマを緻密に編み上げた、愉快かつ悲劇的なスリラー」と絶賛している。
現代社会への鋭い洞察とパク・チャヌク流のブラックユーモアが融合した本作は、韓国国内のみならず、世界中の観客を魅了する「新たなマスターピース」としての地位を確固たるものにしている。
(記事提供=OSEN)
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