納税者の権利保護を掲げる市民団体「韓国納税者連盟」が、チャウヌに対する税務調査に関する情報を流出させた公務員と、これを最初に報じた記者に対し、法的措置に踏み切った。
韓国納税者連盟は2月10日、チャウヌの税務調査に関する課税情報流出問題について、当該情報を漏えいした税務公務員と最初に報道した記者を、個人情報保護法違反および刑法上の公務上秘密漏えいの疑いで警察に告発したと発表した。
告発状では、韓国の国税基本法第81条の13(守秘義務)により、納税者の権利保護のため税務公務員による課税情報の提供・漏えいおよび目的外使用が厳格に禁じられている点を指摘した。
同連盟は「被告発人らは、チャウヌ氏の税務調査に関する具体的な課税情報を無断で流出させ、国税基本法が保障する守秘義務原則と納税者の権利を侵害した」と主張。また「具体的な追徴内容や調査経緯は税務公務員でなければ知り得ない情報であり、今回の事案は内部の課税情報流出である可能性が極めて高い」としている。

さらに「このような情報流出は、当事者に回復困難な被害を与え得る重大な問題」であるとして、徹底した捜査を求めた。
また「特定の人物を擁護する目的ではなく、“いかなる場合でも課税情報は安全に保護される”という社会的信頼を確立するための対応」としたうえで、「故イ・ソンギュンの事例のように、確認されていない捜査情報が公開され、個人の名誉や人権が回復困難なレベルで損なわれる事態が繰り返されてはならない」と強調した。
ここで言及された俳優イ・ソンギュンさんは、2023年12月27日、ソウル市内の公園に停車していた車の中で亡くなっているのが見つかった。当時、違法薬物使用疑惑が持たれ、過熱する報道の中に置かれていた。その過程で私的な会話内容がメディアに流出したとされており、同様の事態を繰り返してはならないという問題提起とみられる。
韓国納税者連盟のキム・ソンテク会長は「国税庁は税務調査情報をはじめ、国民の所得、資産、医療費支出など極めて機微な個人情報を大量に保有している。こうした情報がずさんに管理されているとすれば深刻な問題だ」と指摘した。

なおチャウヌは最近、国税庁による強度の高い税務調査を受けた後、200億ウォン(約20億円)を超える追徴課税通知を受けていたことが明らかになった。現在、韓国陸軍の軍楽隊で兵役義務を履行しているチャウヌは、SNSを通じ「今後、最終判断が下されれば謙虚に受け止め、それに伴う責任を果たす」とコメントしている。
◇チャウヌ プロフィール
1997年3月30日生まれ。韓国・京畿道出身。2014年に韓国で公開された映画『世界で一番いとしい君へ』で俳優デビューし、その後、現在の所属事務所ファンタジオに練習生として入社。2016年に6人組ボーイズグループASTROのメンバーとして歌手デビューした。俳優としても活躍しており、ドラマ『私のIDはカンナム美人』『新米史官ク・ヘリョン』『女神降臨』『ワンダフルワールド』などに出演。
■【画像】「脱税の拠点」と指摘された実家のウナギ店で堂々と “顔天才”チャウヌが撮った一枚に注目



