女優のチョン・ダビンさんがこの世を去って、19年の時が流れた。
チョン・ダビンさんは2007年2月10日、ソウル江南区三星洞の恋人宅のトイレで、息を引き取った状態で発見された。享年26。
1980年3月4日生まれのチョン・ダビンさんは、2000年のドラマ『甘い花嫁』やシットコム『順風産婦人科』などへの出演を経て、『お金.com』で本格的に女優活動を開始。その後、映画『燃ゆる月』では国民的女優チェ・ジンシルさんの幼少期役を演じ、「リトル・チェ・ジンシル」と呼ばれ広く知られるようになった。
以降はシットコム『ニュー・ノンストップ』や『ノンストップ3』に続けて出演し、若手女優としての人気を確立。主演を務めた2003年のドラマ『屋根部屋のネコ』は高視聴率を記録し、故人の代表作となった。
その後も映画『あいつはカッコよかった』、ドラマ『兄嫁は19歳』『その夏の台風』に出演したほか、2006年にはミュージックビデオにも出演するなど活動の幅を広げていった。
当時は他殺の疑いも提起されたが、警察が調査した結果、体に他殺の痕跡が見つからなかった点や「酔っ払った状態のチョン・ダビンを家に連れて帰ったが、目が覚めたら亡くなっていた」という恋人の証言などを基に、他殺ではないと結論づけられた。
しかし、“メッセージ”が遺されておらず、ドラマの撮影が2カ月後に控えていたと理由から、遺族は再捜査を求めた。さらに、2日後に皮膚科を予約しており、友人と東南アジア旅行も計画していたという。

結局、遺族の要請で解剖が行われたが、国立科学捜査研究院は「他殺の痕跡はない」と最終的に結論を下した。メッセージこそ見つからなかったが、故人は亡くなる前日、自身のウェブサイトに「終わり」というタイトルの投稿をしていたことも発覚した。
その後、解剖結果に納得がいかなかった故人の母親は、2009年にあるテレビ番組で“娘との交信”を依頼したこともあった。「私たちの子供はあまりにも無念に亡くなった。母親として黙っていると、たくさんの罪を犯しているように感じる。“お母さん、話を聞いて”という声が聞こえるほどだ」「舌も出ておらず、見ることができないほど本当に血が口に溜まっていて、そんなことを考えると自殺だとは思えない」と主張した。そして娘に「なぜ、この世を去らなければならなかったのか」と理由を尋ねたかったという。
その後の放送では、故人との接触を試みた霊媒師が「私は全部分解、私は全部分解!」「その時、私は何をしたのか、酔っ払っていてよく覚えていないが、死のうとしたから死んだわけではない。私が母を残して、なぜ死ぬのか」といった発言をする様子が流れた。

ただ、一部では故人を侮辱しているとの批判もあったが、放送したテレビ局のtvNは「一度でも娘に会いたいという故人の母の、非常に切実な気持ちを受けて放送した。恨みを少しでも和らげてあげたかった。番組では真摯さを伝えるよう努めたし、意図や歪曲は全くなかった」と釈明した。
死から4年後の2011年には、冥婚の知らせが伝えられ、世間に驚きをもたらした。未婚のまま早くにこの世を去った故人の霊を慰めたいという、母親の意向に沿ったものと伝えられている。故人は母親が選んだ1975年生まれの未婚男性と結婚式を挙げた。
(記事提供=OSEN)
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