演技理論について語り合っていた最中に激昂し、同僚を殺害した罪で裁判にかけられていた40代の俳優A氏に、懲役12年の判決が下された。
韓国メディア『ニュース1』によると、11月19日、水原(スウォン)地裁・平沢(ピョンテク)支部刑事1部は、殺人罪で起訴されたA氏に対して懲役12年、さらに5年間の保護観察を言い渡した。
A氏は今年5月1日午前、京畿道(キョンギド)安城(アンソン)市のマンションで、一緒に働く40代の男性B氏を鈍器で殴り、死亡させたとして起訴されていた。
報道によれば、端役俳優として活動していたA氏は、B氏と酒を飲みながら演技理論について話すうちに口論となり、犯行に及んだという。犯行後は自ら警察に通報して逮捕され、容疑も認めていると伝えられている。

裁判所は「被告人が犯行を認めている点、犯行が突発的に起きたとみられる点、事件直後に自ら通報した点は有利な事情として考慮できる」としつつ、「一方で、被害者が回復不能な生命を奪われた重大事件であり、犯行手口や内容は不利な事情」と指摘した。
さらに「遺族が厳罰を求めている点も量刑に反映した」とした。ただし、検察が求めた電子監視装置(位置追跡装置)の装着命令については、法的要件を満たしていないとして棄却した。
裁判部はこれについて「再犯リスク評価や前歴などから保護観察の必要性は認められる」としながらも、「より厳格な基準を要する電子監視装置の装着については、提出された資料だけでは必要性を立証できない」と説明した。
(記事提供=OSEN)
■【話題】“強制キス”に自宅侵入未遂…BTSメンバーを狙った日本人女性の不法行為が相次ぐ



