ガールズグループNewJeansと所属事務所ADORの専属契約をめぐる裁判で、裁判所はADOR側の主張を認めて契約の有効性を認定した。
ソウル中央地裁民事合議41部(チョン・フェイル部長判事)は10月30日午前9時50分、ADORがNewJeansのメンバー5人を相手取って起こした「専属契約有効確認訴訟」の判決で、「ADORとNewJeansの間で締結された専属契約は有効である」との判断を下した。
裁判所は「ADORがミン・ヒジン前代表の解任だけで専属契約に違反したとは認めがたい」とし、「ミン・ヒジンはNewJeansを守るためではなく、独立のために世論戦を展開したと見られる」と指摘。また、裁判所はNewJeansのメンバー5人が訴訟費用を負担するよう命じた。

NewJeans側は昨年11月、「ミン・ヒジン前代表の解任などにより信頼関係が崩壊した」として、ADORとの専属契約解除を主張していた。
一方のADORは「グループ活動を誠実に支援してきた」と反論し、同年12月に専属契約の有効性を確認する訴訟を提起。また、本訴訟の結論が出る前に、NewJeansによる独自活動の禁止を求める仮処分も申請し、裁判所はこれを認めていた。
◇NewJeans プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。



