審判の判定をSNS上で批判したとして、今季のKリーグ1王者、全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースのグスタボ・ポジェ監督とディエゴ・ポジェフィジカルコーチの親子が、それぞれ罰金300万ウォン(約30万円)の処分を受けた。
韓国プロサッカー連盟は10月21日に第12回賞罰委員会を開催し、2人に制裁金を科すことを決定した。
2人は10月3日に行われたリーグ第32節・済州SK FC戦の終了後、それぞれのSNSに試合映像を添えて審判判定を非難する投稿を行った。監督は「PKでもない、VARもない、何も言えない」と書き込み、コーチも「VARも見ず、PKも与えない。毎週同じだ」と投稿。さらに全北の分析コーチも、自チームの選手チョン・ジヌが相手に足を踏まれた場面の映像を投稿し、Kリーグや大韓サッカー協会(KFA)の公式アカウントをタグ付けして批判した。
問題の場面は後半39分、チョン・ジヌが済州DFチャン・ミンギュに足をかけられて倒れたが、ファウルの判定は出ず、ビデオ判定(VAR)も実施されなかった。後に審判評価会議でこの場面は誤審と認定されている。
Kリーグの賞罰規定では、試合直後のインタビューやSNSなど不特定多数に届く媒体を通じて審判判定を否定的に言及、または誹謗した場合、罰金が科されると定められている。

賞罰委員会は、2人の投稿が「審判判定への否定的言及」に該当すると判断し、罰金処分を決定した。
なお、罰金額が300万ウォンにとどまったことで、ポジェ監督は「今年の監督賞」の候補資格を維持している。規定によれば、5試合以上の出場停止、または600万ウォン(約60万円)以上の罰金・制裁を受けた者は同賞のノミネート対象外となる。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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