9月27日にNHK連続テレビ小説『あんぱん』の放送が終了し、9月29日から『ばけばけ』の放送が始まるのに合わせ、NHK大阪放送局で両作品の主演女優によるバトンタッチセレモニーが行われた。

同セレモニーには『あんぱん』で柳井のぶ役を演じた今田と、『ばけばけ』で松野トキ役を演じる髙石あかりが参加。セレモニーではコメント発表、プレゼント交換、バトンパスの順で進行した。
今田は「いよいよ終わってしまうというさみしさがありますが、半年間『あんぱん』の世界をみなさんに見守っていただき、ここまでくることができました。本当に感謝しております。あと3日ですが、これからまだまだ『アンパンマン』の軌跡も続きます。最後まで嵩との のぶを温かく見守っていただけたらうれしいです」とコメント。
髙石は「まず今日のバトンタッチセレモニーを迎えられて本当にうれしいです。数か月撮影をしていてスタッフの皆さんがとにかくあたたかくて『こんなに現場って楽しくっていいんだっけ』と思えるような毎日を送っています。それが見てくれる皆さんにしっかり伝われば うれしいです」と語った。
プレゼント交換では、今田から髙石に高知県の伝統工芸品である土佐凧が贈られた。この土佐凧には「ばけばけ」に欠かせないしじみ汁が墨の線で描かれ、伝統的な赤い色には魔除けの意味が込められている。一方、髙石からは島根県松江市の伝統工芸品である八雲塗の手鏡がプレゼントされた。今田の名前にちなんで「美しい桜」の柄がデザインされ、高石自らが名入れを行った。また、松江市宍道湖産のしじみも贈られた。

髙石は土佐凧について「しじみ汁は第1話から作品の重要なアイテムなのでうれしいです。(凧の赤い色には)魔よけの効果があるということで、撮影スタジオの前にしっかり貼っておきたいなと思います」とコメント。


今田は手鏡について「しじみが大好きなのでうれしいです。何よりも、撮影でお忙しいなか手鏡に手描きしていただいて…大切に使わせていただきます。ありがとうございます」と感謝を述べた。