女優の唐田えりかが明らかに復活している。
今度はフジテレビの新ドラマ『102回目のプロポーズ』に主演することが決まった。
同作は、1991年に放送された大ヒットドラマ『101回目のプロポーズ』の続編。唐田えりかは、『101回目のプロポーズ』の最終回で結ばれた矢吹薫(浅野温子)と星野達郎(武田鉄矢)の娘、星野光を演じる。今回の主人公だ。
主役を務める唐田えりかは、「大名作の前作にリスペクトと責任を胸に、今の自分の精一杯をぶつけて挑む」と意気込んでいる。
2020年1月の東出昌大との不倫騒動ですべてを失ったかに見えた唐田えりかだが、Netflixドラマ『極悪女王』での体当たりの演技が高く評価され、もはや完全復活したように見える。
しかし、彼女の“第二の活動場所”であった韓国では、未だに厳しい状況が続いている。
韓国での再起は難しい?

そもそも韓国で唐田えりかは、少女時代の『DIVINE』(2014)のミュージックビデオにも出演するなど、知る人ぞ知る存在だった。
彼女が韓国で大きく知名度を上げたきっかけは、2017年9月、LG電子のスマートフォンのCMに出演したことだ。
当時、ある韓国メディアは「牧場でアルバイトをしていたらLGスマートフォンのCMモデルにキャスティングされた」と題した記事で、「(LG電子の)CMで視聴者の視線を奪ったのは、出演している女性の美貌だ」と絶賛。オンライン上にも「本当に清純だ」「きれいだ…整形もしていないようだし」といったコメントが並んだ。
すると、同年10月、唐田えりかは韓国活動のためにBHエンターテインメントとマネジメント契約。2019年には、540億ウォン(約54億円)の制作費を投入した大作ドラマ『アスダル年代記』に出演した。
『アスダル年代記』の第13話から登場した唐田えりかは、「これからも韓国での活動をもっと活発にしていきたい」などと話していた。
だが、東出昌大との不倫騒動が勃発すると、彼女の評価は180度変わってしまった。このニュースは、「唐田えりか、韓日を騒然とさせた不倫」(『イルガン・スポーツ』)、「唐田えりか、9歳年上と不倫→韓日が騒然」(『ヘラルドPOP』)など、韓国でも大きく取り上げられた。
その後、2023年に『アスダル年代記:アラムンの剣』に特別出演したものの、以降、目立った韓国活動はない。

唐田えりかが韓国で注目を集めたのは、その“清純なイメージ”によるものだった。それが、いくら不倫が始まった時点で自身が未成年だったとはいえ、妻がいる俳優と不倫していたとなると、イメージの悪化は避けられない。
最近も、ある韓国メディアが「唐田えりかから広末涼子、永野芽郁まで…イメージを壊す不倫俳優たち」というタイトルの記事を出していた。同メディアは「唐田えりかは『アスダル年代記』にも出演し、韓国で活動していたため、衝撃はさらに大きかった。トップ女優になる可能性もあるといわれた彼女は即座に番組から姿を消した」と伝えた。
実際に、韓国で唐田えりかのニュースが取り上げられる際、見出しに「不倫」の文字が入らないケースはほとんどない。
韓国では、日本人女優に対して特に“清純さ”を求める傾向がある。藤井美菜は「清純のアイコン」と呼ばれ、広末涼子もかつて「清純派」と人気を博した。唐田えりかも2017年に知名度が上がった当時から、「広末涼子に続く清純派」とされた。
しかし不倫騒動によってそのイメージを失ったことで、存在意義そのものが揺らいでしまった。こうした状況が、韓国での活動再開を難しくしている根底にありそうだ。
韓国での活動がストップした唐田えりかは、新ドラマ『102回目のプロポーズ』で完全復活し、再び“第二の活動場所”に帰って来られる日は来るのだろうか。彼女の動向に韓国も注目している。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
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