日本のTリーグでも活躍した“美しき韓国卓球女神”が引退。ソ・ヒョウォン38歳が歩む第2の卓球人生 | RBB TODAY
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日本のTリーグでも活躍した“美しき韓国卓球女神”が引退。ソ・ヒョウォン38歳が歩む第2の卓球人生

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日本のTリーグでも活躍した“美しき韓国卓球女神”が引退。ソ・ヒョウォン38歳が歩む第2の卓球人生
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韓国女子卓球界のレジェンド選手ソ・ヒョウォンが約30年に及ぶ選手生活にピリオドを打ち、指導者として新たなスタートを切る。

【写真】ソ・ヒョウォン、男性誌で美スタイル大胆露出

ソ・ヒョウォンは6月8日に仁川空港公社スカイドームで行われた韓国プロ卓球リーグ(KTTL)予選をもって、卓球選手としての活動を終えた。

今年5月の世界卓球で韓国代表を引退していた彼女は、同日の試合が現役ラストマッチとなった。

日本でもプレーした“美しきカットマン”

1987年5月10日生まれの38歳。小学2年生だった8歳から卓球を始め、高校卒業後に国内の実業団チームへ加入し、瞬く間に韓国屈指のトップ選手へ成長した。端正なルックスから“卓球界の美人アスリート”“卓球女神”としても注目され、男性誌『MAXIM KOREA』の表紙を飾ったこともある。

粘り強い守備で相手の攻撃をしぶとく返しながら、機を見て反撃に転じるカットマンのプレースタイルは韓国国内外のファンに強烈な印象を残した。“世界最強”とされる中国の選手とも幾度となく名勝負を繰り広げ、2024年7月の「WTTスターコンテンダーバンコク2024」では当時世界ランキング6位のチェン・シントンを破る金星も挙げた。

ソ・ヒョウォン
(写真=韓国卓球協会)ソ・ヒョウォン

一方で、選手生命を脅かす試練も過去に2度経験している。ひとつは高校時代に診断された脊椎椎間板ヘルニア。そしてもう一つは、2008年に当時所属した実業団が解散となり、21歳で“無所属”となってしまったことだ。

当時は世界ランキング100位にも届かない無名選手だったが、そんな彼女に可能性を見出したのが、2008年から引退まで所属した韓国馬事会卓球団を率いるヒョン・ジョンファ監督だった。ソ・ヒョウォンも「ヒョン・ジョンファ監督がいなければ、私の選手人生はとっくに終わっていたと思います。もう一度プレーする勇気を与えてくれた恩師です。コートの中では監督が、コートの外ではいつも笑顔をくれた両親がいたからこそ、辛い時期も乗り越えることができました」と感謝を口にしている。

以降は2016年のリオ五輪出場をはじめ、アジア競技大会団体戦銅メダル2個(2018年ジャカルタ大会、2023年杭州大会)、アジア選手権団体戦銀メダル2個(2021年ドーハ大会、2023年平昌大会)、世界卓球団体戦銅メダル(2018年スウェーデン大会)、ITTFワールドカップ銅メダル1個(2019年東京大会)など数々の国際大会を経験。代表では2004年生まれのシン・ユビンなど若手が続々と台頭する中、最年長選手としてチームの精神的支柱となり、寡黙ながらも力強いリーダーシップで仲間を支えた。

2018~2020年と2022~2023年にはTリーグのトップおとめピンポンズ名古屋にも在籍し、日本の卓球ファンにも親しまれた。昨年夏のパリ五輪では代表入りを逃したが、地上波KBSで卓球競技の解説を務め、女子団体の16年ぶり銅メダル獲得などを見届けた。

女子代表コーチとして“第2の人生”へ

引退後は指導者として第2の人生を歩む。6月27日、韓国卓球協会はソ・ヒョウォンの女子代表コーチ就任を発表。「代表チームの“マンネ(末っ子)”コーチとしてどうすれば良いか、どうすれば上手くできるかを悩んでいます。監督と選手の架け橋となる役割を果たし、選手たちが能力を最大限に発揮できるよう、サポートできる指導者になりたいです」と本人の意気込みを伝えた。

ソ・ヒョウォン
(写真提供=OSEN)ソ・ヒョウォン

愛弟子の新たな出発に、ヒョン・ジョンファ監督は「韓国女子卓球で一世を風靡した選手が去るのは寂しいが、第2の卓球人生を心から応援したい」とコメント。「ヒョウォンが長く現役を続けられたのは、“決してあきらめない前向きな力”があったから。彼女の情熱と誠実さは、きっと後輩育成の場でも大きな武器になるでしょう」とエールを送っている。

「ともに汗を流した仲間たち、コーチ陣、韓国馬事会の皆さん、そしてファンの皆さんのおかげで、ここまで来ることができました。長い時間、よく耐えてきた自分自身にもエールを送りたいです」と卓球人生を振り返ったソ・ヒョウォンは、「これからも卓球とともに歩み、人生に深みを重ねていきたいです。これからは、私が受けてきた愛をお返しする番です」と力強く語った。

“美しきカットマン”が今後は指導者として、さらに華やかなキャリアを築くことに期待したい。

◇ソ・ヒョウォン プロフィール

1987年5月10日生まれ。韓国・慶尚北道出身。学生時代から韓国卓球界で注目を集めた有望株で、高校卒業後の2006年から国内の実業団で活動を始めると、アジア競技大会で団体戦銅メダル2個(2018年ジャカルタ大会、2023年杭州大会)、アジア選手権で団体戦銀メダル2個(2021年ドーハ大会、2023年平昌大会)、団体戦銅メダル2個(2015年パタヤ大会、2017年無錫大会)、ITTFワールドカップで銅メダル1個(2019年東京大会)を獲得。「カットの魔術師」の別名で人気を博した。2015年3月には男性誌『MAXIM KOREA』の表紙に登場したことで話題に。2024年パリ五輪では卓球競技の解説を務めた。2025年6月、現役引退を表明。同月27日、韓国女子卓球代表コーチ就任が発表された。

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《スポーツソウル日本版》
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