女優のシム・ウンギョンが韓国ドラマ界にカムバックする。
6月16日、本サイト提携メディア『OSEN』の取材によると、シム・ウンギョンは新ドラマ『韓国でビルオーナーになる方法』(原題)への出演が正式に決定したという。
本作は、誰もが憧れる“ビルオーナー”になったものの、実際は借金に追われるという現実を描くスリラー。命より大切な家族とビルを守るために犯罪に手を染めていく過程が、スリリングに展開される。富の象徴の裏に隠された真実と、追い詰められた登場人物たちによる誘拐劇を通じて、緊張感あふれるストーリーと重厚なメッセージを同時に届ける内容となっている。

シム・ウンギョンが演じるのは、海外に養子に出され、久々に祖国・韓国に戻ってくるという人物。そのためソウルでの暮らしは馴染みのない厳しい現実で、やがて事件に巻き込まれながら物語のキーパーソンとして活躍する。異邦人の視点から韓国社会の裏側を繊細に描き出し、深みのある演技で作品の没入感を高める見通しだ。
演出は映画『愛のタリオ』『ペルソナ -仮面の下の素顔-』などを手がけたイム・ピルソン監督。ハ・ジョンウとイム・スジョンが夫婦役で共演する。
シム・ウンギョンは2020年、第43回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞(『新聞記者』)を受賞後、様々な作品で幅広い演技を見せてきた。今回の作品はドラマ『パク・ハギョンの旅行記』以来、約2年ぶりとなる韓国ドラマで、重厚なストーリーとインパクトのあるキャラクターを通じて、“人生の代表作”となる演技が期待されている。昨年は映画『ザ・キラーズ』で6年ぶりとなるスクリーンにも復帰している。
なお、『韓国でビルオーナーになる方法』は現在キャスティングの最終段階にあり、今年下半期から撮影が始まる予定だ。
(記事提供=OSEN)
◇シム・ウンギョン プロフィール
1994年5月31日生まれ、韓国・ソウル出身。2004年に子役として女優デビュー。主な出演作はドラマ『のだめカンタービレ ~ネイル カンタービレ』(14)、映画『サニー 永遠の仲間たち』(11)、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)など。松坂桃李とW主演を務めた『新聞記者』(19)では日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を受賞した。