韓国恋愛リアリティ番組『乗り換え恋愛2』に出演したモデルのキム・テイ(29)が、一審で執行猶予付きの有罪判決を受けた。
ソウル中央地裁・刑事21単独のチャン・ソンジン部長判事は6月12日、特定犯罪加重処罰法上の危険運転致傷などの罪で起訴されたキム・テイに対し、懲役1年4カ月、執行猶予2年を言い渡した。あわせて、120時間の社会奉仕活動、40時間の遵法運転講習の受講も命じている。
その理由として、「被告は酒に酔い、正常な運転が困難な状態で、多くの歩行者が行き交う路地で車を運転し、人身事故を引き起こした」とし、「行為に対する危険性と非難の余地は大きく、血中アルコール濃度も高かった。被害者への衝撃も相当に強かった」と指摘。
また、「被告は、取り締まりの初期に共犯者Aの提案に応じ、現場に駆けつけた警察に『自分は運転していない』と虚偽の供述をした」とした上で、「キム・テイは被害者に対し500万ウォン(約50万円)を刑事供託したが、被害者が受け取りを拒否したため、情状酌量の対象にはならない」と付け加えた。
キム・テイは2023年9月15日、ソウル中心地の江南区・新沙洞(カンナムグ・シンサドン)で酔った状態で運転し、歩行者をはねて負傷させたことで起訴されていた。被害者は全治2週間の打撲だったという。

なお、キム・テイは2016年に舞台『僕たちが初めて恋をした少年』でデビューし、モデルや端役俳優として活動。2022年に配信された恋愛リアリティ番組『乗り換え恋愛2』への出演をきっかけに注目を集め、インフルエンサーとしても活動していた。