モデルのイ・ピョンさんが、がんとの闘病の末に亡くなってから2年が経った。
イ・ピョンさんは2023年5月31日、がんとの長い闘いの末に、43歳の若さでこの世を去った。
彼女は生前、病と闘いながらもSNSを通じて日常を発信し、最後まで自身の活動を続けていた。亡くなる2カ月前の投稿では「最近インスタにも飽きてやりたくないのに、更新しないと“何かあったの?”って大騒ぎ。私は元気に食べて、元気に暮らしています」と綴っていた。
同僚の切ないメッセージ
訃報は、同じくモデルのイ・ソンジンによって知らされた。亡くなった翌日、イ・ソンジンはSNSで「ピョン、なんて言葉をかければいいのか…。いや、何を言えばあなたに届くのか。あまりにも遅すぎた。もっと連絡して、会って、美味しいごはんでも奢ればよかったのに、ただ時間だけが過ぎてしまった。正直、あなたがつらくなっているんじゃないかと思うと怖くて、連絡を避けたこともある。本当にごめん。バカな私を許して」と投稿。
さらに、「こうして文章を書くことで、あなたの旅立ちが少しでも寂しくないようにと願っているけど、これが正しいかどうかも分からない。ただ、どうか“あちら”ではもう痛まず、たくさん笑って幸せに過ごしていてほしい。いつかまた必ず会おう。ごめんねピョン。愛してる」と切実な想いを綴った。

また、「長いがん闘病で本当に苦しんでいたけれど、それでもランウェイに立ち続け、モデルという仕事に本当に幸せを感じていた。病気のことを人に知られるのを嫌がっていたから、周囲にも知らせなかった。最高のモデルだった。彼女の旅立ちに、多くの方々が心を寄せてくださることを願っている」とも語った。
さらに、イ・ピョンさんの妹も、故人のSNSを通じて葬儀の様子を伝え、「姉の最後の旅路に寄り添ってくださった友人、先輩、後輩、モデル仲間、生徒の皆さま、お一人お一人に心より感謝申し上げます。最初から最後まで、家族のような思いで支えてくださり、改めて御礼申し上げます。姉は皆さまのおかげで、今はもう痛みから解放され、安らかな場所へと旅立てたと思います」と感謝の言葉を綴った。
1980年生まれのイ・ピョンさんは、18歳でモデルデビュー。アンドレ・キムをはじめ、イ・サンボン、チョ・ミョンレ、パク・チュンム、イ・ギョンウォン、クァク・ヒョンジュといった韓国トップクラスのデザイナーのショーに出演し、第一線で活躍してきた。
2015年には「K-MODEL AWARDS」で功労賞を受賞。翌2016年には「Asia 美 Awards」モデル賞、「第31回 KOREA BEST DRESSER SWAN AWARDS」女性モデル部門賞など、数々の栄誉に輝いた。
(記事提供=OSEN)