宮崎駿、高畑勲が制作スタッフに名を連ねる不朽の名作アニメ『母をたずねて三千里』のHDリマスター版が、6月1日からファミリー劇場で放送される。

同作は1976年に「世界名作劇場」の枠で放送され、全国に感動を呼び起こした母と子の愛の物語。制作スタッフには、1974年に放送された『アルプスの少女ハイジ』のスタッフが再集結しており、宮崎駿が場面設定を、高畑勲が監督を務めた。

アニメ制作において海外ロケが珍しかった時代に、イタリアとアルゼンチンでのロケを敢行。出稼ぎ先で病気になった母を探すために、たった一人で旅に出た少年マルコが、旅先で出会った人々と助け合いながら数々の困難を乗り越えていく姿を描いている。
■『母をたずねて三千里 HDリマスター版』放送概要】
『母をたずねて三千里 HDリマスター版』(1976年・全52話)
6月1日(日)スタート[毎週(日)6:00~]
原作:エドモンド・デ・アミーチス『クオレ』
脚本:深沢一夫 監督:高畑勲 場面設定:宮崎駿
声の出演:松尾佳子、二階堂有希子、川久保潔、永井一郎、信沢三恵子
監督・高畑勲、場面設定・宮崎駿の長編連続アニメ。イタリア・ジェノバに住む9才の少年・マルコ(松尾佳子)。貧しい人たちのための病院を経営する父を経済的に助けようと、母がアルゼンチンに出稼ぎへ出て1年が経った。しかしそんなある日、母が病気になったという手紙が届いたきり、連絡が途絶えてしまう。意を決したマルコは父を説得し、母に会うためにアルゼンチンまでの一人旅に出るのだった…。