俳優・古川琴音の最新写真集『CHIPIE』が、7月3日(木)に講談社より発売されることが決定した。

古川は1996年10月25日生まれで、2018年にデビュー。みずみずしい演技と確かな存在感が評価され、映像作品から舞台、さらにはCM出演まで幅広く活躍中。主な出演作品には映画『みなに幸あれ』や『言えない秘密』、大河ドラマ『どうする家康』(NHK)などがある。
今回発売される写真集は、古川が映画祭のために訪れたドイツ・フランクフルトが舞台。5日間もの間、朝から晩まで、スケジュールの合間や映画祭の裏側までも追っていくという、まるで「ドキュメント」に近い手法でシャッターを重ねていった作品で、古川の表情はもちろん、“内側”さえも鮮やかに写し出している。
目の前で起こるさまざまな出来事や状況に、戸惑い、悲しみ、喜ぶ……。そのヴィヴィッドな感情の発露がそのままページになっていることが、本作最大の特徴といっても過言ではない。



今回の写真集を作るにあたって、「主人公はすごくわかったような気がするが結局何もわからない人というイメージにしたい」とコメントしていた古川。なかなかメディアでは見ることのない彼女を見ることができるという点で、読者はページをめくるごとに彼女に近づいていくが、くるくると変わる彼女に翻弄され、また遠ざかっていく。まさに古川の思いを体感できる一冊となっている。
衣装についても、驚くほど並べられた量の服の中から、その時々の気分に応じて古川が「今はこれが着たい」と思ったものをチョイス。フリータイムで街に繰り出すときにはレザーのショートパンツ、ホテルの部屋では光で美しく透けるピンクのシフォンドレス、夜の外出はブーツに派手なワンピースなど、演出された写真集とはまた違った魅力が感じられるだろう。
今回撮影を務めるのは、古川の盟友ともいうべき写真家・松岡一哲氏。彼女がまだデビューしたばかりの頃に制作され、カルト的人気を誇る写真集『pegasus01 古川琴音×松岡一哲』(azeddine press)から7年を経ての再タッグとなる。撮影を終えた松岡は「やはりとても強い輝きを放っている方だな、と感じました。その仕草や眼差しは神秘的なままでした」とコメントを寄せていた。
俳優としても、一人の女性としても、まだまだ未完成であるがゆえに大きな可能性を秘めた古川。そんな彼女の現在地をたっぷり詰め込んだ同写真集は、一見の価値があるに違いない。
■古川琴音コメント全文
このたび、2冊目の写真集”CHIPIE“が発売されることが決まり、とても嬉しく、また緊張しています。前作に引き続き、松岡一哲さんとの再タッグが叶い、今回も素敵な作品を作り上げることができました。
この写真集は、ドイツ・フランクフルトの映画祭に参加した際に撮影したものですが、私にとって初めての海外映画祭という貴重な機会を松岡さんに撮っていただき、個人的にも大切な一冊となりました。初めてづくしの、笑ったり泣いたりの忙しい日々でしたが、そんな私自身の「素顔」を大切に撮っていただきました。そしてフランクフルトの街並み、映画祭の熱気や興奮、舞台裏での緊張感をありのままに、一哲さんならではの視点で切り取っていただけたのではないかなと思います。
いつも応援してくださっているみなさんに感謝の気持ちを込めて、この作品をお届けいたします。私の新しい一面をぜひ感じていただければ嬉しいです。