大江裕、パニック症で半年間引きこもり “恩師”北島三郎の言葉で心境の変化 | RBB TODAY
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大江裕、パニック症で半年間引きこもり “恩師”北島三郎の言葉で心境の変化

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 演歌歌手の大江裕が、15日放送の『有吉の!みんなは触れてこないけどホントは聞いてほしい話』(日本テレビ系)に出演。バニック症に襲われた過去を語った。

 パニック症とは、突然理由もなく、どうき、めまい、発汗、息苦しさ、吐き気、手足の震えなどの発作を起こし、生活に支障が出る状態のこと。日本人の50人に1人程度が発症するとされている病気。

 デビュー2年目にして年間120本以上のコンサートをこなすほどの人気者になった大江。ただし、デビュー直後ということもあり、持ち歌わずか2曲だった彼を待っていたのは毎回2時間のオンステージ。間を埋めるため、偉大な先輩たちの曲をカバーせざるを得なかったという。彼は当時を振り返り、「これが少しずつプレッシャーになっていたのかな」と回顧。

 あるコンサートの本番。幕が開いた後、「歌えない」と追い詰められた彼は客に向かって土下座。公演は急きょ中止になったという。病院を転々として受診するも、なかなか病名が分からず「健康です」と言われるだけの日々を過ごしていた。

 約1ヵ月後、初めてパニック症と診断されると、必要以上に思い込んでしまったこともあり、引きこもり生活に突入。人の視線や声も怖いため、カーテンも閉めたきり。最初の1週間は何も食べられず、約10キロ痩せてしまったとか。

 それから3ヵ月後、地震があり、アパートを飛び出した大江。隣に住んでいたおばあさんと一緒に、ひとまず避難した際、「ありがとうございました」と感謝されたそう。これで歌だけではなく、人のために生きられることを実感したのだとか。

 ただし引きこもりは半年間続いた。そんなある日、“師匠”である北島三郎から直々に電話が。「自分はクビだろう」と思って行くと、北島は大江の頭をなでながら、「お前は今休む時期なんだ。よく頑張ったな。俺のそばにいれば絶対に怖くないから。俺のそばで、いろいろ仕事をやりなさい。お前の歌を聴きたい、もう一度聴きたい。ステージの香りを嗅がせてやりたい」と告げられたという。

 その間、ずっと泣いていたという大江。「そこからだんだん気持ちが変わっていった」と話していた。
《杉山実》
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