杉咲花、声優初挑戦の市川染五郎を絶賛「聞いたことがない声が出てくる」 | RBB TODAY
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杉咲花、声優初挑戦の市川染五郎を絶賛「聞いたことがない声が出てくる」

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杉咲花【撮影:こじへい】
  • 杉咲花【撮影:こじへい】
  • 市川染五郎【撮影:こじへい】
  • 杉咲花【撮影:こじへい】
  • 市川染五郎【撮影:こじへい】
  • 杉咲花【撮影:こじへい】
  • 市川染五郎【撮影:こじへい】
  • 市川染五郎、杉咲花、イシグロキョウヘイ【撮影:こじへい】
 歌舞伎役者の市川染五郎と女優の杉咲花が23日、都内で行われた声優を務めるアニメーション映画「サイダーのように言葉が湧き上がる」の完成披露報告会に、メガホンを取ったイシグロキョウヘイ監督と共に登場した。

 人とのコミュニケーションが苦手な俳句少年・チェリー(市川)と、コンプレックスを隠すマスク少女・スマイル(杉咲)のひと夏の出会いを描いた本作。本来は観客を招いた完成披露試写会を催す予定だったが、新型コロナウイルス拡大防止の観点から、報道陣のみに公開する完成披露報告会となった。

 今作で声優初挑戦となった市川は「アフレコに挑戦するまで不安だったのですが、その不安を乗り越えて作品が完成したということで、お客様からどんな反応をいただけるのか気になりますし、楽しみです」とコメント。一方の杉咲は作品について「すごく元気をもらえる映画だと思います。音楽がとても楽しく、映像もポップでカラフルで、観てくださった方にパワーを感じてもらえる作品になっています」と自信をのぞかせた。

 イシグロ監督によると、市川を起用した理由の一つが、2019年6月に上演された舞台「三谷かぶき『月光露針路日本 風雲児たち』」における市川の演技に惹かれたからだそう。市川は「三谷さんの歌舞伎は自分の中で大切な舞台。それが違うお仕事に繋がっていくのは本当にうれしいです」とはにかんだ。

 なお、父の十代目・松本幸四郎と母も同作を鑑賞したらしく、市川は「父は一人で試写会に行ってくれたみたいで、『良かったよ』と言ってくれました。母は『泣いた』って言っていました。それは自分のお芝居じゃなくて作品に対してみたいですけど(笑)」と苦笑いを浮かべた。

 今回は監督のこだわりで、市川と杉咲は一緒にアフレコ収録したとのこと。市川は杉咲の演技を「本当にすごい。スマイルそのものになってらっしゃいました」と絶賛。これを受けて杉咲は「普段の収録をしていない時の染五郎君とはまた違った、聞いたことがない声が出てくる」と述べ、「アニメって普段生活していたら出さないような声を出すことが求められて私自身苦戦しているのですが、染五郎君は毎回全然違う豊かな表現をしていたので、勉強になりました」と褒めたたえた。

 さらに、「チェリーと自分は人見知りなところがすごく似ている」と市川。「表面的には人見知りですけど、俳句っていう自分の一番好きなものがしっかりとあって、すごく情熱を秘めている人。自分も歌舞伎が大好きなので、そこは通じるところかなと思います」と語った。

 なお、作品のテーマである「コンプレックス」について市川は「とにかくありすぎて……コンプレックスばかりの人間なんですけど」とも。「歌舞伎は足が長いと腰が落ちて見えないので、そこがコンプレックスですね」と意外な悩みを吐露した。

 映画「サイダーのように言葉が湧き上がる」は5月15日(金)全国ロードショー。
《こじへい》
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