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5G対応スマホ「AQUOS R5G」が登場!4つのカメラと高輝度ディスプレイを搭載

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AQUOS R5Gと5Gモバイルルーター
  • AQUOS R5Gと5Gモバイルルーター
  • 5Gモバイルルーター
  • AQUOS R5G
  • 「スマートカラーマッチング」機能
  • 省電力バックライト
  • 通信速度は最速4Gbps
  • AQUOSスマホ初のSnapdragon Elite Gamingモデル
  • 純銅をスマホでは初めて使用
 シャープは2月17日(月)、5G対応の新作スマートフォン「AQUOS R5G」、および「5Gモバイルルーター」についての記者発表会を行った。

AQUOS R5Gと5Gモバイルルーター

■5G時代に向けた4つのカメラを搭載

 「AQUOS R5G」は、同社が2017年から展開している「AQUOS R」シリーズの最新モデル。例年では夏頃にフラッグシップモデルをリリースしていたが、それを前倒しにして今年の春頃――通信事業本部 パーソナル通信事業部 事業部長の小林繁氏によると、5Gのサービスインに合わせた投入を計画しているという。

 「AQUOS R」シリーズでは2018年には業界に先駆け、グローバルトレンドの超広角ワイド・動画専用カメラに対応。2019年には従来の手ブレ補正に加え、被写体ブレを補正するなど、動画コミュニケーション向けにチューニングしたカメラを搭載してきた。

 さらに、ソフトウェアでは動画撮影中にAIがベストシーンを見つけて自動でシャッターを切る「AIライブシャッター」、撮影後に良いシーンを抽出して15秒程度のダイジェスト動画を作成する「AIライブストーリー」などを搭載している。

 その中で、「AQUOS R5G」では8K動画撮影に対応するなど、5G時代に向けて4つのカメラを搭載している。

・標準カメラ:有効画素数約1220万画素/焦点距離26mm相当/F価1.7レンズ
・広角カメラ:有効画素数約4800万画素/焦点距離19mm相当/F値2.9レンズ
・望遠カメラ:有効画素数約1220万画素/焦点距離52mm相当/F値2.7レンズ
・ToFカメラ:HQVGA(128×128ドット)

※焦点距離は35mm換算

 このうち、広角カメラは隣接する4つの画素を一つのセンサーとして検出することで、12Mの高感度カメラとしても機能する。撮影した動画は5Gの高速通信を活かして、そのままの画質でオンラインストレージやYouTubeなどにアップロードすることも可能になるという。

 焦点距離的には広角→標準→望遠と倍々になっているので、いわゆる光学ズームは2倍ということになり、それ以上はデジタルズームになるようだ。なお、ズーム時には画角に合わせてカメラを2機稼働させ、その映像を合成しているとのこと。

 さらに、ToFカメラによって被写体の3D深度を計測。例えば、ポートレート動画撮影時には標準カメラと連動させることで、背景を綺麗にボカせるという。小林氏によると「SNSで映える」「散らかった部屋の様子を見せたくない」など、背景をボカす機能には高いニーズがあるという。

■高画質と低消費電力を両立し、スクリーンタイムが最も長いディスプレイに

 「AQUOS R5G」ではディスプレイも進化している。「6.5” Pro IGZO Display」は3168×1440の高解像度QHD+表示に対応。さらに輝度はAQUOSスマホ史上最高となる1000cdm2となり、ピーク輝度の高いHDR映像も表示できるほか、直射日光下でも高い視認性を確保できる。液晶テレビの技術を生かした「リッチカラーテクノロジーモバイル」により、色の表現力は10億色と、HDR10の映像も忠実に表示できるとのことだ。

AQUOSスマホ初のSnapdragon Elite Gamingモデル

 その他、屋内外や照明色といった周辺の光環境を検出し、コンテンツを適切な色で表示する「スマートカラーマッチング」機能。表示する映像にあわせて輝度を調整し、電力消費を抑えるとともに、必要時には輝度をあげて黒をダイナミックに表示する「HDRエンハンサー機能」。120Hzに対応した「なめらか倍速」は、映像に合わせて画像の更新回数を抑え、消費電力を抑えるなど……。

「スマートカラーマッチング」機能

省電力バックライト

 今回採用したIGZO Displayには、スマホを使用するうえで避けられなかった、画質とバッテリー残量という制約を乗り越えようという意思が見られる。なお、8K動画撮影が可能なのに対して、ディスプレイの解像度が4K以下であることについては、「解像度を上げすぎると、液晶の開口率が低下する」のが理由の一つだとのこと。

 「ディスプレイの画素と画素の間にガードエリアという黒い領域がありますが、画素ピッチが下がるとガードエリアが占める面積が増え、画面が暗くなっていきます。そういう意味では、今回はいいバランスで、いい解像度のディスプレイを実現できたのかと。あとは120Hzと4Kを両立できるのかという問題もあります。私の予想では解像度が高すぎて、120フレームを送れないと思います」(小林氏)

■RAMやWi-Fiも高速化

AQUOS R5G

「AQUOS R5G」の主なスペックは以下の通り。

・OS:Android 10
・サイズ:約162mm×75mm×8.9mm
・重量:約189g
・CPU:Qualcomm Snapdragon 865 5G mobile platform(2.8Ghz+1.8Ghz/オクタコア)
・内蔵メモリ:RAM 12GB/ROM 256GB
・Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
・カラーバリエーション:アースブルー/オーロラホワイト/ブラックグレー

「Snapdragon 865」はSub6帯の周波数帯、具体的なハードウェアのスペックとしてはBand n77/n78/n79に対応し、通信速度は最速4Gbpsとなっている。これは2GBの動画を4秒ほどで落とせるスペックで、「あくまで理論値だが、ビットレートが抑え目の2時間の映画なら、同時間でダウンロードできる」(小林氏)スピードだという。

通信速度は最速4Gbps

高解像度映像をもっと気軽にDLできる時代に

 DRAMはLPDDR5規格となり、アクセス速度が従来よりも30%向上した。ストレージはUFS3.0規格のもので、WriteBoosterテクノロジーに対応するため、こちらも従来よりも書き込み速度が4倍に向上。大容量の動画をダウンロードしても、スムーズに保存できるという。

 「AQUOS R5G」は5Gに対応して高速稼働するモデムが追加されたことで、「熱源が一つ追加されたようなもの」(小林氏)だという。これに対応すべく、同端末では放熱設計の見直しが行われた。CPUを銅のシールドで覆うとともに、基盤の裏側に銅のブロックを配置。ディスプレイ側とリアカバー側の双方向に、熱を拡散させている。これによって、前モデルの「AQUOS R3」(R4は欠番)と比べて、CPU温度が4W消費時で約20度下がり、「CPUが熱制限の対象ではなくなった」(小林氏)という。さらに、充電時の電流を二系統に分けることで、充電時に発生する熱も40%削減した。

放熱設計

純銅をスマホでは初めて使用

 また、気になるバッテリーだが、やはり5G通信環境下では消費電力が上がるようだ。「Qualcomm Snapdragon 865 5G mobile platform」はCPUとモデムが別構成になっているため、この点でも電流的には不利だという。ただ、RAMについては従来の8GBのモデルより消費電力が上がっているものの、今回採用したLPDDR5の12GBのメモリは、メモリバンクを一部寝かすことができる仕組みになっていて、スリープさせれば8GBのメモリ相当まで消費電力を下げられるという。

 価格は既存のハイエンド端末と大きく変わらないものになるとのこと。なお、同社では2021年までにリリースする総てのAQUOSスマホを5G対応にする計画で、今後はミドルクラス、エントリーモデルでも、5G化が進んでいくようだ。

■モバイルルーターで5G回線をシェア

 小林氏によると「AQUOS R5G」は、「5Gを誰でも使いこなせる」ような端末を目指して開発されたという。一方で「5Gをみんなでシェアする」というコンセプトのもと、今回新たに発表されたのが「5Gモバイルルーター」だ。

5Gモバイルルーター

 例えば、近年ではフリーランサーが増えているが、彼らがチームで仕事をするとき、屋外でも同時に高速通信が可能になる、新しいワークスタイルを提案するものだという。具体的な使用例でいうと、建設業であれば現場で大容量CADデータを開き、顧客のリクエストをリアルタイムに反映。固定回線の常設が難しい古民家オフィスでも、手軽に高速回線環境を構築できるという。

 「5Gモバイルルーター」はSub6とミリ波の両方に対応。5Gでは下り4Gbps、上り0.8Gbpsでの通信に対応する。接続方法はWi-Fi、有線LAN、USBの3種類で、これらを同時に利用可能。デスクトップを有線で、ラップトップをUSBでつなぎ、さらにWi-Fiでスマホをネット接続……といった利用も可能になる。

「5Gモバイルルーター」の主なスペックは以下の通り。

サイズ:約157×84×16.1mm
重量:約280g
通信速度:5G時 受信最大約4Gbps/送信最大約0.8Gbps
     LTE時 受信最大約1.6Gbps/送信最大約75Mbps
Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(同時接続可能台数16台)
有線LAN:2.5GBASE-T
USB:USB3.0 Type-C
バッテリー容量:約4000mAh
《とびた》
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