【インタビュー】広瀬すず、「なつぞら」撮影で「試されているな」…結婚観に変化も | RBB TODAY

【インタビュー】広瀬すず、「なつぞら」撮影で「試されているな」…結婚観に変化も

NHK連続テレビ小説の記念すべき100作目「なつぞら」がいよいよフィナーレを迎える。同作は、北海道・十勝で育った戦災孤児の少女・奥原なつが上京後に草創期の日本アニメ業界で活躍し、女性としても結婚・出産・育児を経験しながらまっすぐに生きる姿を描いた感動の物語。

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 NHK連続テレビ小説の記念すべき100作目「なつぞら」がいよいよフィナーレを迎える。同作は、北海道・十勝で育った戦災孤児の少女・奥原なつが上京後に草創期の日本アニメ業界で活躍し、女性としても結婚・出産・育児を経験しながらまっすぐに生きる姿を描いた感動の物語。

 ヒロイン・なつを演じる広瀬すずが、クランクアップ直前のタイミングでインタビューに応じ、「なつぞら」の撮影で得たものと、自身の中で起きた変化を語った。

――まず、「なつぞら」の反響はどうでしょう。

広瀬:周りの方から「100作品目だね」と声をかけて頂くことも、「朝ドラだね」と言われることも多く、反響を間近で感じることができましたので、やはり、観て下さっている方は多いのだなと思いました。また、自分は「何作品目か」ということを意識して朝ドラを観たことがなかったのですが、同世代の女優さんたちがみんな「次の次は100作目なんだ」とか、「次は100作品目だな、誰がやるんだろう」とずっと思っていたことを知り、大切な節目であり、“100作品目”という大きさを感じました。

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――いよいよ撮影が終わりますが、これまでの撮影の感想をお願いします。

広瀬:朝ドラは主人公の女の子の人生が描かれます。少女から大人になり、結婚して子どもも産んで……というふうに何十年にも渡って人生を長く演じる機会があまりないので、「結構、試されているな」と感じる瞬間も多少ありました。

――撮影はハードだった?

広瀬:朝ドラのヒロインは精神的、体力的に“多かれ少なかれ、やられる”と言われるじゃないですか。大変な現場や、役作りなどで追い詰められた経験があったので、自分は体力的に追い詰められるより、精神的に追い詰められる方が辛い方なので、朝ドラでは「楽しんだ者の勝ちだな」と思っていた部分があり、ずっと楽しみの方が勝っていました。途中からは「大丈夫?」とも聞かれなくなりましたし。余裕なわけではないですけど、変に追い詰められたりすることもなかったです。これからは、役で追い込まれることがない限りは、どんな現場でも意外と、今まで以上にひょうひょうとしているのかなと思います。

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――体力的には?

広瀬:「大変だな」と思った瞬間もないわけではなかったのですが、体力だったらもう、何でもいけるような気がします(笑)

――撮影で「朝ドラならでは」と感じたことはありますか。

広瀬:演じる女の子の年齢の幅の広さですかね。対面してお芝居をする方々もどんどん変わって行きます。ヒロインの年齢に合わせて、自分のしゃべり方や声のトーンなどが自然と変わっていくことは、今まで経験がなかったですし、考えたこともなかった部分だったなと感じています。

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――共演者の方々はどうでした?

広瀬:ドラマ、CM、映画など全ジャンルの人が集まった現場でした。これまでに共演させて頂いた方も多くて、それが支えになりました。(なつの夫・坂場一久役の中川)大志さんとは同じ年で、セット感があると思いますし、同志みたいな感覚です。そんな大志さんとお互いに二十歳になって夫婦を演じたことには特別感があります。「大志さんと夫婦ってどんな感じなのだろうな」と思っていたのですが、やってみて、「仲が良くなかったら夫婦役は難しい」と思いました。

――ドラマの中で、結婚、出産、子育てを経験しましたが、結婚への意識などは変わった?

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広瀬:なつは、妊娠が分かってからも仕事をやめたくないと思います。“これからの人生、子どもが最優先になる覚悟”は簡単にはできないと思いますが、「(なつは)やりたいことを優先し過ぎ」というふうに悪く思われるのかなとも思いました。でも、オンエアを見たら、「そう簡単に自分のやりたいものを捨てるなんてできない」と思いました。本当に葛藤があったと思います。私は自分が小さかった頃の風景が幸せだったので、二十歳を超えて、(結婚することが)できなくはない年齢になると、「すぐ結婚して子どもがほしい」と思っていました。ただ、なつを演じて、そう思うことが人生で初めてなくなりました。「犠牲かあ」と思ったときは、数日、引きずりましたし、全国のお母さんはすごいです。自分のこととして考えると「一生、考えるのかな」と思いました。
《竹内みちまろ》

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