『男はつらいよ』4Kデジタル修復!選りすぐり15作品が劇場上映 | RBB TODAY
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『男はつらいよ』4Kデジタル修復!選りすぐり15作品が劇場上映

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 名作『男はつらいよ』シリーズ全49作品が4Kデジタル修復。うち、選りすぐりの15作品が東京、大阪、名古屋にて特別上映されることが決まった。

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 『男はつらいよ』第1作が1969年に公開されて今年で50年。今回決定した全49作(特別篇を含む)4Kデジタル修復はこれを記念したもので、「『男はつらいよ』50周年プロジェクト」の一貫として行われる。

 修復にあたっては、映像・音質とも劇場公開当時のオリジナルの状態が再現。山田洋次監督はそのクオリティに驚き、第50作で最新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』(2019年12月27日公開)の製作にもつながったという。ちなみに、過去の名作を4K・8K映像として復元する取り組みはこれまでNHKでも行われてきた。

 まずは、スタンリー・キューブリック監督による『2001年宇宙の旅』。35ミリフィルムで制作されたものが大部分の時代、巨大なスクリーンで上映するために70ミリフィルムで制作された同作は、2018年12月に8K化。さらに、今年3月にはNHK BS8Kにて、オードリー・ヘプバーン主演のミュージカル・コメディ映画『マイ・フェア・レディ』が世界初となる8Kで放送されたことも記憶に新しい。

 なお、4Kデジタル修復された『男はつらいよ』上映劇場および上映作品は次の通りとなっている。また、今回上映されなかった作品も、2020年春以降に上映が予定されている。

◆上映作品 全15本(タイトル/製作年/マドンナ)
・第1作『男はつらいよ』(1969)光本幸子
 寅さんが20年ぶりに故郷柴又に帰郷するが、妹さくらの縁談をぶちこわし、また旅の人となる。旅先の奈良で幼馴染み・冬子と再会した寅さんは、気さくな冬子に恋をする。

・第2作『続 男はつらいよ』(1969)佐藤オリエ
 帰郷した寅さんは胃けいれんで入院するが脱走し、無銭飲食で警察沙汰となる。居たたまれず向かった京都で恩師とその娘・夏子と再会し、恩師の薦めで生みの母に会いに行く。

・第5作『男はつらいよ 望郷篇』(1970)長山藍子
 浮草稼業に嫌気がさした寅さんは堅気を目指すが、就活はうまくいかない。流れ着いた先は浦安の豆腐店。そこのひとり娘・節子に惚れた寅さんは大ハリキリで労働に勤しむ。

・第9作『男はつらいよ 柴又慕情』(1972)吉永小百合
 旅先の福井で出会ったOL3人組のひとりで、どこか寂しげな高見歌子は小説家の父とのぎこちない関係に悩んでいた。そんな歌子が柴又を訪ね、寅さんはすっかり色めきたつ。

・第11作『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』浅丘ルリ子
 北海道で旅回りの歌手・リリーと出会った寅さんは、地道に働こうとするが3日と持たずに柴又へ帰ってくる。そこへ偶然リリーが訪ねて来て、寅さんとの再会を喜び合う。

・第13作『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』(1974)吉永小百合
 寅さんは津和野で歌子と再会するが、歌子の夫は他界していた。亡夫の実家で肩身の狭い思いをする歌子を励ます。やがて、人生の再出発をするために歌子が上京してきた。

・第15作『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』(1975)浅丘ルリ子
 家出中の兵藤とリリーと3人で旅を続けていた寅さんは、リリーとけんか別れする。柴又で再会したふたりは仲直り。さくらはリリーに寅さんのお嫁さんになってほしいと頼む。

・第17作『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』(1976)太地喜和子
 日本画の大家・池ノ内青観と旅先で再会した寅さん。そこで知り合った芸者ぼたんが、客にお金を騙し取られたと聞かされる。憤慨した寅さんはぼたんを救うために奮闘する。

・第18作『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』(1976)京マチ子
 寅さんは名家の令嬢で昔なじみの柳生綾に逢う。不幸な半生を送ってきた綾は入院生活から戻ってきたばかり。寅さんは懸命に励まし、一時は元気を取り戻したかに見えたが…

・第25作『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』(1980)浅丘ルリ子
 リリーが倒れたと知り、那覇へ向かった寅さん。看病の甲斐あってリリーは回復。ふたりは間借りして同棲を始める。ある日、ふたりは大げんかをして、リリーは去ってしまう。

・第27作『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』(1981)松坂慶子
 瀬戸内海の小島で、墓参をするふみと知り合った寅さん。その後、大阪で芸者をしているふみと寅さんは再会。ふみは寅さんの勧めで生き別れの弟に逢いに行くが病死していた。

・第32作『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』(1983)竹下景子
 備中高梁を訪れた寅さんは寺の住職の娘・朋子に一目惚れし、寺に住み着いていた。ある日、法事でさくら夫婦と満男は岡山へ。法要で読経をしたのは、なんと寅さんだった。

・第42作『男はつらいよ ぼくの伯父さん』(1989)檀ふみ・後藤久美子
 浪人生になった満男は転校してしまった初恋の女性・及川泉への恋心を募らせていた。ひとめ会いたいとバイクを飛ばした満男は、泉の暮らす佐賀で寅さんと泉と再会する。

・第43作『男はつらいよ 寅次郎の休日』(1990)夏木マリ・後藤久美子
 泉が別居中の父を訪ねてくるが、彼は大分に移り住んでいた。泉から九州に行くと聞いた満男は思わず新幹線に飛び乗る。ふたりを追いかけて寅さんと泉の母・礼子も九州へ。

・第48作『男はつらいよ 寅次郎紅の花』(1995)浅丘ルリ子・後藤久美子
 満男はかつての恋人・泉の結婚式をメチャクチャにしてしまう。失意の満男は、たどり着いた奄美大島でリリーと出会う。リリーの家を訪れると夫婦同然に暮らす寅さんがいた。

◆特集上映 会場および期間
・東京・角川シネマ有楽町
2019.10.25(金)~11.7(木)
・名古屋・ミッドランドスクエアシネマ
2019.11.22(金)~12.5(木)、2020.1.10(金)~1.23(木)
・大阪・なんばパークスシネマ
2019.11.22(金)~12.5(木)、2020.1.10(金)~1.23(木)
 他、全国の劇場にて順次公開予定

※上映スケジュール、特別イベント、各種キャンペーン情報は9月下旬配布予定の特集上映チラシや、公式サイトにて随時発表
《KT》
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