VR度アップ!より現実に近づいた「Gear VR×Note8」 | RBB TODAY
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VR度アップ!より現実に近づいた「Gear VR×Note8」

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ブラックでクールな新Gear VR
  • ブラックでクールな新Gear VR
  • 仮想世界のなかでYouTube動画を見ることもできる
  • 新型ではボディ全体がブラックに
  • コンフォータブルなフィーリングを実現したクッション。眼鏡をかけたまま装着できるのがいい
  • ゴーグル装着時の操作性を十分に考慮されたコントローラ
  • 凹凸がついた物理ボタン
  • 引き金のように引くことで決定するトリガー
  • ボディ右側の操作パッド
 最近のサムスンの新スマホGalaxy Note8は実にインプレッシブな性能を持っているように感じた。Galaxy専用のVRゴーグルであるGear VRはGalaxyの新シリーズ登場と同時に新機種が出ることが多い。日本ではGalaxy Note8の登場に続き、新Gear VRがリリースされた。

 Gear VRはバックワードコンパチビリティも保たれ、古い機種にも対応したものとなっている。最新のGear VRはGalaxy Note8から, S8, S8+, S7, S7 edge, Note5, S6 edge+, S6までに対応している。

 さて、Gear VRはバージョンアップごとにさまざまな進化をしているが、今回の新機種の進化は実に大きなものとなっている。そして、Galaxy Note8はGalaxy史上、最速モデルであり、かつ大画面でディスプレイの解像度も細かい。Gear VRはスマホの画面に表示された画像をユーザーが見る構造なので、スマホのディスプレイが大きく精細であるほど、ユーザーが見る映像は美しくなるはず。これは期待できるのでは?という感じだ。

ブラックでクールな新Gear VR
ブラックでクールな新Gear VR


■外観

 僕は今までにGear VRについて、1年に1回は新製品がどんなものか?とりあえずチェックしてきた。この前に使ったのはGalaxy S7 edgeと当時の新製品の組み合わせだった。

 アウトフォルムは以前のGear VRと同じように見えるが、大きく変わったのがそのカラー。前のモデルではボディの基本部分はホワイトで顔にフィットする部分やストラップは黒というようなカラーリングだったのが、今回はボディ部分も黒くなり、クールなワイルド感を出している。また、顔に当たる部分のクッションが柔らかく、かつしっかりしているように感じる。耐久性が高そうだ。そして、眼鏡をかけたまま装着することができ、メガネピープルにはありがたい。このあたりはやはり長年作り続けているノウハウの蓄積が効いているのかもしれない。

新型ではボディ全体がブラックに
新型ではボディ全体がブラックに


コンフォータブルなフィーリングを実現したクッション。眼鏡をかけたまま装着できるのがいい
コンフォータブルなフィーリングを実現したクッション。眼鏡をかけたまま装着できるのがいい


■操作性を引き上げたコントローラ

 機能的に大きく変わったのが、コントローラが付属していること。そして、本体右側のコントロールパネルの改善だ。

 まずコントロールパネルだが、スマホのようなスワイプ操作でメニューなどのスクロールができ、タップすることで確定できるのは前回同様。ちなみにVR画面には中央に白い点が表示され、ゴーグルの向きでカーソルを移動させる。つまりは視線がとらえているものを選択するというわけだ。ここに、今回新たに物理ボタンとして、ホーム画面に戻るボタンが追加された。これによって、アプリの階層奥深くまで移動した状態からでも一発でホーム画面に戻ることができるようになった。

 コントローラは片手で持つような設計で親指がすっと乗る配置に円形のタッチパッドを搭載している。そして前方のトリガーは人差し指で引くように使え、決定をすることができる。白い点のカーソルはコントローラの向きで移動する。このおかげで顔を忙しく動かさなくても操作したいものを選択できるようになったのはいい。

 タッチパッドの下には2つの物理ボタンが並び、その下には上下操作できるボリュームボタンがある。左の物理ボタンは「戻る」で円形凸型に出っ張っている。逆に右はホームボタンで凹型に引っ込んでいる。これはゴーグルをしたまま触感だけでボタンを識別するのに役立つ。実にいい感じだ。

ボディ右側の操作パッド
ボディ右側の操作パッド


ゴーグル装着時の操作性を十分に考慮されたコントローラ
ゴーグル装着時の操作性を十分に考慮されたコントローラ


■進化したそのVR機能

 Gear VRを使うには対応したスマホのUSB-CをGear VRのUSB-Cに差し込み、反対側をロックすることでスマホを装着する。すると、スマホが電源を入れた状態であれば、自動的に対応アプリが起動する。ちなみにはじめて装着した場合、まずはGear VRのファームアップデートをチェックしにいき。必要があればアップデートしてくれる。

 起動してまず表示されるのがホーム画面。ここからすべての操作を始める。ホーム画面のメニューは空間に浮かんだように表示される。ゲームや動画など、さまざまなコンテンツをプレイできるが、それらのコンテンツの完成度は以前よりも大きく進化しているように感じる。

 アプリにはNetflixアプリなどもあり、VR世界のままリビングのような周囲の風景のなかで映画を楽しめるのもいい。

 Oculus Roomsというアプリでは、仮想の居間で知人とゲームをしたり動画を見たりすることができる。もうVR世界に一人ではないのだ。Gear VRにとって、これは大きな進化だ。

すべての操作の基本となるホーム画面
すべての操作の基本となるホーム画面


他人から見える自分の姿・アバターをカスタマイズできる
他人から見える自分の姿・アバターをカスタマイズできる


Roomは多人数でゲームをしたり、チャットしたりできる空間だ
Roomは多人数でゲームをしたり、チャットしたりできる空間だ


■仮想現実のハードルを越えた?

 新しいGear VRを使っていると、Galaxy Note7世代のものと大きく違うフィーリングを感じる。映像描写の動きがよりスムーズに感じ、リアリズムが高まっているのだ。これはプログラムの処理がスムーズになったか、Note8の高速性のおかげだろう。何にしても、今回のGear VRとNote8の組み合わせは大きく仮想世界のリアリズムをアップさせていて、より自然な体感を実現している。VR世界として、一段上のものを手に入れたのだ。

 そして、Oculus Roomsのようなアプリは、VR世界のなかにいながら、人と一緒に遊ぶことを可能にしてくれるし、YouTubeやNetflixの動画を見ることもできる。

 この新しいVR世界はまるで新しい部屋を手に入れたように感じるかも知れない。まさに仮想世界はリアルに近づいている。

※Galaxy Note8の長期テストレビュー
《一条 真人》
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